樹木希林が、北米最大の日本映画祭「JAPAN CUTS 〜ジャパン・カッツ!」で、国際的に活躍する日本人俳優に授与される「CUT ABOVE賞(Cut Above Award for Outstanding Performance in Film)」を受賞。現地時間7月26日に行われた授賞式にも参加し、満席の観客からスタンディングオベーションで迎えられた。
「ジャパン・カッツ!」はニューヨークにあるジャパン・ソサエティー主催の日本映画を紹介する映画祭。2007年から毎年7月頃に開催されており、映画上映、出演する日本の映画監督や俳優をゲストとして招いた座談会や舞台挨拶などを行う。今回、樹木が受賞しのは、日本映画界に貢献をしている監督や俳優へ贈られる賞で、歴代受賞者は以下の通り。
第1回目 役所広司/『キツツキと雨』(12年/沖田修一監督)
第2回目 豊田利晃監督/『I’M FLASH!』(13年)
第3回目 北村一輝/『猫侍』(14年/山口義高監督)
第4回目 安藤サクラ/『百円の恋』(14年/武正晴監督)
第5回目 リリー・フランキー/『シェル・コレクター』(16年/坪田義史監督)
第6回目 オダギリジョー/『オーバー・フェンス』(16年/山下敦弘監督)、『FOUJITA』(15年/小栗康平監督)
授賞式で樹木は「(私の年齢にあたる)75歳というのは日本では後期高齢者です。本当は次の世の支度をしなければいけないはずなのに(会場爆笑)、このような賞をいただき、またこんな重いトロフィーをいただき、どうすればいいのかわかりません。人間というのは面白いもので、褒められるのはいつでも嬉しいですね」と受賞の喜びを語っている。
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