堺雅人が、9月14日より全国公開となる『プーと大人になった僕』で、ユアン・マクレガー演じる主人公クリストファー・ロビンの吹替声優に決定したことがわかった。堺が実写映画の声優に挑戦するのはこれが初めてとなる。
堺は、2017年に公開された『DESTINY 鎌倉ものがたり』など、数多くの映画作品で主演をつとめ、NHK大河ドラマ『真田丸』(16年)や『半沢直樹』(13年)などの主演ドラマが話題の中心となる、まさに日本を代表する俳優の1人。本作では、プーさんの大親友で、大人になったクリストファー・ロビン役の吹替声優として、プーさんや100エーカーの森の仲間たちと共演する。
今回のオファーを受けて堺は「実写の吹替は今回が初めてですが、いつか挑戦してみたいと思っていたので、オファーをいただき、とてもうれしかったです。ユアン・マクレガーさんという、素晴らしい俳優の声を担当できて光栄でした。撮影の日をドキドキしながら待っていました。(収録本番では)ユアンさんのお芝居に導かれるような感じで、とても楽しい作業でした。アニメーションの声優は何度か経験があるのですが、実写だと、英語のお芝居にあわせるので、思ったまま演じると平板になってしまうと(吹替版の)監督から指摘をうけました。そこがなかなか難しかったですね」とコメント。
本作の物語のきっかけとなる「再会」に関しては「子どもの相手をしていると、自分が小さい頃に何をして遊んでいたのか思い出すことが多いんです。こういうおもちゃが好きだったなとか、粘土遊びが好きだったなとか。そのようなことを思い出すと、自分の小さい頃と再会しているような不思議な気持ちになります」と、自らの経験を重ね合わせて語った。
また、家族をもってから仕事との向き合い方に変化があったかという質問には「自分が変わったと思うことはないんですが、今回、この作品の台本に子どもがクレヨンでものすごい落書きをしてしまったんです。いつもだと怒ってしまうと思うんですが、今回むしろ嬉しかった。ちょっと変わったのかもしれません」と話している。
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