阿部サダヲ、吉岡里帆、千葉雄大、ふせえり、松尾スズキ、三木聡監督が、8月22日によみうりホールで開催された映画『音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!』の完成披露試写会に登場した。
・『音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!』の完成披露試写会、その他の写真
本作は、4オクターブの音域とすべての人を虜にする声量をもつ一方、「声帯ドーピング」というオキテ破りな秘密を抱えるロックスター・シン(阿部)と、異様に声が小さく何事にも逃げ腰なストリートミュージシャン・ふうか(吉岡)の2人が、偶然出会い、織りなすロックコメディ。
冒頭、映画のタイトルになっている「音量」にかけて明治大学の応援団が登場。大音量で映画のヒット祈願を叫んだ。続けて阿部、吉岡、千葉と出演者が壇上に上がると、応援団と同じように大声を張り上げて自己紹介。駆けつけたファンは負けじと大歓声で応えた。
司会者から撮影時のエピソードを聞かれると、阿部が「雨が降ってくるなかを口を開けて立つ、というシーンがあるんですが、口の中に入ってくる雨の量があまりにも多すぎて溺れそうになりました。死ぬかと思いましたね」と語ると、続く吉岡も「私も、口の中にカメラを突っ込まれて大変でした」と、なぜか口にまつわる話が立て続けに出てきた。
「声帯ドーピング」というキーワードが出てくる本作。そのアイデアのきっかけを尋ねられた三木監督は「発声の先生、そしてドーピングで話題になったベン・ジョンソンと一緒に仕事をしたことで出来上がりました」と打ち明けると、思わず会場からは笑いが起こっていた。
注目は千葉。「an・anのセックス特集にやるときに、表紙を飾りたいので、魅せるために筋肉ドーピングをしたいですね。下半身も」と涼しい顔で下ネタ。これには集まった千葉のファンから悲鳴に近い声が上がっていた。司会者から「そんなに出たいんですか?」と聞かれると、「今までご縁がなかったので、もしあるんだったら」と、本気か冗談かわからないようなコメントを残していた。
『音量を上げろタコ! なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!』は10月12日より全国公開となる。
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