有村架純、伊藤健太郎、波瑠、薬師丸ひろ子、吉田羊、松重豊、石田ゆり子、塚原あゆ子監督が、8月23日にTOHOシネマズ日比谷スクリーン12で開催された映画『コーヒーが冷めないうちに』の完成試写会に登場した。
原作は2015年に発売された同名小説。物語の舞台はとある街にたたずむ喫茶店フニクリフニクラ。この店には「ある席」に座ると、望んだとおりの時間に戻ることができる、という不思議なうわさがあった。ただし、「どんなことをしても現実は決して変わらない」「過去に戻れるのは、コーヒーをカップに注いでから、冷めてしまうまでの間だけ」といった、いくつかの面倒なルールがあるらしい。そして今日も店には、さまざまな「後悔」を抱え、過去に戻り、会いたかった人との再会を望む人びとがやってくる。
イベントが開始すると、映画のストーリーになぞらえて「戻ってみたい過去は?」という質問が登壇者に投げかけれた。有村は「戻れるのなら小学3年生か4年生くらいですね」と答えると、スクリーンに幼き有村の写真が映しだされる。「丁度4年生くらいですね。この頃はキャンプに行って虫を取ったりしていました」と、活発な子ども時代を送っていたことを明かした。「風邪を引いたときにお母さんがちらし寿司を作ってくれたんですけど、すごく美味しくて。もし戻れるのであれば、もう一度あの時のちらし寿司を食べたいですね」と語っていた。
本作で薬師丸と夫婦役を演じる松重は「高校生の頃から薬師丸ひろ子さんのファンで、福岡のあるデパートのイベントに来たときに行ったんですよ。そしたら目の前に憧れの薬師丸さんがいて、思わず身を乗り出して二の腕のところを触ったんです!」と、目を輝かせて語る。「戻れるのであれば、あの頃の自分に会いに行って『お前、将来映画で薬師丸ひろ子さんと夫婦役をやれるぞ!』って言ってあげたいですね」とコメント。会場中が笑いに包まれていた。
『コーヒーが冷めないうちに』は9月21日より全国公開となる。
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