土屋太鳳と芳根京子がW主演をつとめる映画『累-かさね-』の公開直前イベントが8月30日にスペースFS汐留で行われ、舞台挨拶で土屋と芳根が“劣闘甲子園”と銘打ったガチバトルゲームを繰り広げた。当日は佐藤祐一監督も登壇した。
・『累-かさね-』公開直前イベント、土屋太鳳&芳根京子のその他の写真
本作は、累計発行部数200万部突破する松浦だるまの同名人気コミックが原作。それぞれの欲望を満たすため、キスした相手の顔を奪える不思議な口紅を使って顔を入れ替える、醜い累(芳根)と美しきニナ(土屋)。そんな2人が、次第に欲望と嫉妬心を抑えられなくなっていく様が描かれる。『ストロベリーナイト』シリーズなどの佐藤祐市が監督をつとめ、『GANTZ:O』などの黒岩勉が脚本を担当した。
上映後に登場した土屋と芳根。「『累-かさね-』の世界にようこそ!」と土屋の呼びかけに大きな歓声と拍手が満員の会場から起こった。
醜い累(芳根)と美しきニナ(土屋)、劇中は衝撃的なシーンも多く、2人で1つの役を作り上げていったことで、土屋は「難しい役どころでしたが、キョンちゃん(芳根のこと)と向き合うと通い合う心のパワーが強くて、そのパワーにすごく救われました」と述懐。芳根も「お互いいいところを吸収しあって作り上げていったという思いが強いです」と同調した。
特に難しかったシーンに、土屋は「入れ替わって、戻るときが難しい」と感情のコントロールに苦労したと説明。また、本作では劇中劇が盛り込まれており、セリフも多く、土屋は女優魂で乗り切ったという。芳根は印象に残った場面にラストの屋上でのシーンをあげ、「のどが強くて今まで声をからしたことってなかったのですが、生まれて初めて声がかれました」と渾身の演技を振り返った。醜い顔になるための特殊メイクにも苦労した様子。
そんな2人に佐藤監督は「2人のみなぎるパワーが激突します。2人とも前向きに作品に取り組んでくれました。2人のパワーにものすごく刺激をもらいました」とそれぞれの頑張りをねぎらい、2人の演技を絶賛した。
初共演の2人が累とニナという人物を演じわける。清純派の2人が後半では激しく罵り合い、揉み合う衝撃の展開が見どころとなっている。2人の演技に対する熱量の高さに圧倒される本作。佐藤監督は「2人が魂でぶつかった作品です」と太鼓判を押した。ほかに本作には横山裕(関ジャニ∞)、檀れい、浅野忠信が出演している。
『累-かさね-』は9月7日より全国東宝系にて公開となる。
(text&photo:福住佐知子)
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