女優休業前の小泉今日子「美味しいものを食べて頑張っていきましょう！」

#食べる女 2018.08.31

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左から生野慈朗監督、シャーロット・ケイト・フォックス、広瀬アリス、鈴木京香、小泉今日子、沢尻エリカ、前田敦子、筒井ともみ、

小泉今日子が主演をつとめる映画『食べる女』の完成披露舞台挨拶が、8月30日に丸の内TOEIで行われた。壇上には小泉をはじめ、出演者の沢尻エリカ、前田敦子、広瀬アリス、シャーロット・ケイト・フォックス、鈴木京香、原作者の筒井ともみ、生野慈朗監督が登壇した。

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物語の主な舞台は、雑文筆家である餅月敦子（小泉）の営む、モチの家という古書店。ここには餅月の幼馴染でご飯屋の女将である鴨舌美冬（鈴木）、男を寄せつけまいとする担当編集者の小麦田圭子（沢尻）、ぬるい恋愛を物足りなく感じている制作会社アシスタントプロデューサーの白子多実子（前田）といったさまざまな女性が集まり、にぎやかで美味しい料理を楽しみ、本音トークを繰り広げながら、見失いがちな本当の自分を模索している。

司会者から本作に出演することを決めた理由を尋ねられた沢尻と前田は「小泉今日子さんが主演しているから」と即答。沢尻は「プライベートではお会いしたことがあるのですが、お仕事では機会がなかったので、お話をいただいたときには飛びつきました」とコメント。前田は、自身もアイドルとして活躍していたこともあり「本当に、大先輩なのでいつか近くでお姿を拝見したいと思っていて。撮影をしていないときでも『小泉さん何をしてるんだろう？』って目で追ったりして、あ、これじゃただのファンですね」と憧れの人を前にして照れながら語っていた。それに対して小泉は「こんな場所では褒めるしかないですよね。気を遣わせてしまって申し訳ありません」と恐縮しているようだった。

登壇者のなかで唯一雰囲気がちがうのが広瀬。「私だけ何でここにいるんだろうって感じなんですよね。トン子さん（小泉）の家に集まる人間じゃないので。1人でクランクインして、1人でクランクアップしました」と寂しそうに話すと、周囲からは慰めの言葉が。しかし、会場からのQ＆Aに答えるコーナーで「心に元気を出すために、どんなことをしますか」と聞かれた広瀬が「大声を出すとスッキリする。だから1人カラオケもやります。10時間とか」と告白すると、「誘ってよ！」と沢尻が救いの手を差し伸べる。それには広瀬もうれしさを前面に出し「いいんですか!? ぜひ、今度！」と全力で返事をしていた。

イベントの終盤では、本作が女優業休業前最後の映画主演作となる小泉が「今は女性がさまざまな職業や場所で輝いていける世の中だと思います。男性が元気がないときには女性が引っ張ってもいい。この映画を見て、美味しいものを食べて頑張っていきましょう」と会場の女性たちに呼びかけていた。

『食べる女』は9月21日より全国公開となる。