兵役中に読んだ1冊の本が、韓国社会を変える映画を作るきっかけに…! 個性派俳優コン・ユを紹介

#コン・ユ#韓国#韓流

新感染ファイナル・エクスプレス
『新感染 ファイナル・エクスプレス』

甘いマスクに鍛え上げられた肉体というギャップが魅力の俳優、コン・ユ。出演したドラマは大ヒットする一方、センセーショナルな内容の社会派作品の映画化に携わり、主演も務めた。そんな存在感のある個性派俳優、コン・ユの魅力に迫る。

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茶髪長髪のビデオジョッキーから俳優へ華麗なる転身!?

コン・ユのInstagramより(@gongyoo_official)
コン・ユのInstagramより(@gongyoo_official)

幼い頃からスポーツ万能で、中学までは広告会社に入るのが夢だったという彼。1999年に大学の演劇映画学科に入学したものの、俳優志望ではなく、あくまでも広告や演出の仕事を希望してのことだったというから面白い。俳優志望の学生たちに囲まれて学ぶうちに、表現の一環として俳優への道を考え始めたという。2000年、茶髪の長髪でMnetのビデオジョッキーのアルバイトを始め、CMMV出演も果たしたというから、当時から人目をひく外見だったようだ。

KBSドラマ『学校』のオーディションを受けるも茶髪長髪のせいで老けて見えると不合格。しかし、半年後に黒髪短髪にして合格し、2001年に『学校4』で俳優デビューを果たした。その後は数々のドラマに出演するも、どれも視聴率がふるわず、低視聴率俳優のレッテルを貼られてしまうほどに。後日、俳優をやめようか真剣に悩んでいたと語っている。

大人気ドラマ主演により、一気に有名俳優の道へ!

『トッケビ~君がくれた愛しい日々~』
(C) STUDIO DRAGON CORPORATION
『トッケビ~君がくれた愛しい日々~』
(C) STUDIO DRAGON CORPORATION

2007年に出演したドラマ『コーヒープリンス1号店』が大ヒット。国内外でも人気を博し、MBC演技大賞優秀賞を受賞した。また、兵役中に先輩から貰った光州の聴覚障害福祉施設の児童による性的虐待に関する実話本「トガニ 幼き瞳の告発」を一夜で読破し、除隊後に映画化することを決意する。20119月に韓国で公開され、大きな社会的影響を与えることになった。

2016年、4年ぶりにテレビ出演したドラマ『トッケビ~君がくれた愛しい日々~』が大ヒット。しばらくは本作のファンミーティングや宣伝に関する仕事に終始した。2019年、100万部ベストセラー小説を映画化した『82年生まれ、キム・ジヨン』に出演。現在も独身を貫く彼であるが、映画出演にあたり「結婚はしてもしなくてもいい」という結婚観を明らかにした。

毎日のトレーニングは欠かさず、敬虔なカトリック信者でもある彼。浮いた話もあまり聞かないものの、今後は人間らしいところも見せてほしいところだ。

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