藤井フミヤのデビュー35周年記念ツアーがスタート!

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藤井フミヤ
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歌手・藤井フミヤのデビュー35周年記念ツアー「35 Years of Love」が9月22日に東京国際フォーラムで幕を開けた。

藤井フミヤのデビュー35周年記念ツアー、その他の写真

同ツアーは今年デビュー35周年、ソロデビュー25周年を迎えたフミヤが、35周年にちなんで全国で35公演を行うもの。公演に先立ち、7月18日には3枚組50曲収録のベスト盤「FUMIYA FUJII ANNIVERSARY BEST “25/35”」のL盤/R盤の2種類をリリースした。

公演はサポートバンドのゆったりとしたブルージィなジャムセッションで16時過ぎに開演。短いセッションが終わるとステージには黒いスーツに身を包んだフミヤが登場。「Welcome Everybody! Com’on RocK’n’ roll!」のシャウトで、豪快なロックンロールナンバー「GIRIGIRI ナイト」がスタート。演奏が終わると「今日から35本のライブが始まります。35年も歌ってこられたのは、こうしてみなさんが聴きに来てくれ続けたから」と観客に感謝の言葉を述べた。

前半はアップテンポのナンバーで会場を温め、「俺が35周年ということは、弟も35周年!」と藤井尚之を紹介し、「白い雲のように」など尚之が作った曲を歌う。この日のライブではフミヤのMCを挟んで、「親友」や「バラード」といったテーマに沿ったコーナーが設けられる。「Another Orion」などが入ったバラードコーナーの前には、総立ちの客席に座るよう促す気遣いをみせ、広い会場の隅々まで響き渡るよう朗々と歌い上げる。曲の合間に入るフミヤの美しいファルセットボイスに観客もうっとりと聴き入る。歌い終えると「バラードは胸を張って体を反って歌うから、腰に来るなぁ」と腰をさすりながらボヤき、会場を笑いに誘う一幕も。

今回のサポートメンバーは若手中心ながら、1970年代のアメリカのロックバンドを彷彿させる、無骨でソリッドな実に渋いサウンドを出す。尚之を除き、いすれも初顔合わせのミュージシャンだそうだが、パーマネントのバンドかと見紛うばかりにフミヤとの息はぴったり。全体のアレンジもロックテイストで統一され、カッコいいことこの上ない。

初日の公演では「素直にI’m Sorry」「I Love you,SAYONARA」といったチェッカーズナンバー、「SHOOTING STAR」などのF-BLOOD曲、ファン投票1位になった「ALIVE」に「Another Orion」「TRUE LOVE」などのソロナンバーと、まさにフミヤのオールタイムベストなセットリストで構成。全20曲超、2時間30分を全力で歌い切ったフミヤは「めっちゃシンドイわ〜! 初日だからペース配分間違えた!」とぐったり。「また一緒に遊ぼうぜ! じゃあな!」と長丁場となったステージを降りた。

全国ツアーは、この後、名古屋、大阪、神戸から島根、山梨、新潟などをまわり、12月16日の東京・NHKホールまで全35公演行われる。また、年末には15回目となる武道館カウントダウンライブも開催。日本武道館は2019年9月から改修工事に入るため、改修前の最後のカウントダウンライブとなる。

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