杉咲花主演、成島出監督最新作『52ヘルツのクジラたち』に宮沢氷魚、小野花梨、桑名桃李らの出演が決定!
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町田そのこによる本屋大賞受賞の傑作ベストセラー小説、待望の映画化
杉咲花を主演に、成島出監督が本屋大賞受賞の傑作ベストセラー小説を映画化した『52ヘルツのクジラたち』。本作に宮沢氷魚、小野花梨、桑名桃李、余貴美子、倍賞美津子らが出演することが明らかになった。
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町田そのこによる原作「52ヘルツのクジラたち」は、2021年の本屋大賞を受賞し、すでに80万部を売り上げる傑作ベストセラー小説。「52ヘルツのクジラ」とは、他の鯨が聞き取れない高い周波数で鳴く、世界で一頭だけのクジラ。たくさんの仲間がいるはずなのに、何も届かない、何も届けられない。そのため、世界で一番孤独だと言われている―。メガホンを取るのは、『八日目の蝉』(11年)『銀河鉄道の父』(23年)の名匠・成島出。
ある傷を抱え、東京から海辺の街の一軒家に移り住んできた貴瑚。虐待され「ムシ」と呼ばれる少年との出会いが呼び覚ましたのは、貴瑚の声なきSOSを聴き救い出してくれた、今はもう会えないアンさんとの日々だった——。
これまでに発表されたキャストは、自分の人生を家族に搾取されてきた三島貴瑚役の杉咲花、貴瑚の声なきSOSを聴き、救い出し支える岡田安吾役の志尊淳。今回、新たに追加キャストが発表された。
職場の上司で貴瑚の初めての恋人となる新名主税役に、『エゴイスト』(23年)でアジア・フィルム・アワード最優秀助演男優賞を受賞するなど今最も旬な若手俳優の宮沢氷魚。貴瑚の高校時代からの親友・牧岡美晴役には、若くして長い芸歴を持ち、確かな存在感を光らせる小野花梨。東京からやってきた貴瑚と出会う、母親に虐待され「ムシ」と呼ばれる少年役には、本作オーディションで抜擢され映画初出演となる桑名桃李。
また、岡田安吾の母・岡田典子役に余貴美子、少年を助けようとする貴瑚たちを見守る、貴瑚の祖母を知る村中サチエ役に倍賞美津子。傷つきながらももう一度立ち上がろうとする貴瑚を取り巻く人々の、それぞれに抱える事情や、変化していく心情が、豪華俳優陣により繊細に紡がれている。
本作は東京を皮切りに、大分・北九州での撮影を経て無事にクランクアップ。宮沢氷魚、小野花梨、桑名桃李からのクランクアップコメントも到着した。
■宮沢氷魚:新名主税役/職場の上司。貴瑚に新しい世界を見せてくれた初めての恋人
脚本を読んで、自分が当たり前だと思っていた価値観が揺らぐような感覚になりました。この作品は、悩みとか過去の苦しみを乗り越えていく人物を見事に表現している作品だと思うので、この映画を見てくださる方々が、自分自身と向き合うきっかけになるといいなと思っています。
■小野花梨:牧岡美晴役/貴瑚の高校時代からの親友
憧れの、本当に長年憧れていた成島組に参加させていただきましたが、自分の未熟さもあって、喜びを噛み締めるというよりも、嵐の中にいるような日々でした。懸命に過ごした日々がスクリーンにどのように映っているのか、成島監督がどんな風に作ってくださったのか、映画を見るのがとても楽しみでもあり、ちょっぴり恐怖でもあり、今はそんな不思議な気持ちです。
■桑名桃李:母親に虐待され「ムシ」と呼ばれる少年役
あっという間に撮影が終わって、ちょっと寂しいのと、無事に終えられてよかったという気持ちです。ありがとうございました。
『52ヘルツのクジラたち』は、2024年3月1日より全国公開。
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