山田裕貴が主演をつとめ、ヒロインを乃木坂46の齋藤飛鳥が演じる映画『あの頃、君を追いかけた』の初日舞台挨拶が、10月5日にTOHOシネマズ 日比谷で行われた。上映終了後の感動が冷めやらぬ壇上には、山田と齋藤のほかに、共演の松本穂香、佐久本宝、國島直希、中田圭佑、遊佐亮介、そして監督の長谷川康夫が登壇した。
本作は2011年に台湾で社会現象を巻き起こすほどのヒットとなった同名青春映画のリメイクとなる。舞台を台湾から日本、時代を1990年代から現代に移し、落ちこぼれの主人公が、優等生の女生徒を追いかける、切ない恋愛が描かれる。
本作のストーリーになぞられて、司会者から「自分は、追いかける方、追いかけられる方のどちらのタイプだと思うか?」という質問が登壇者に投げかけられる。山田は「追いかけられる方ですね」と即答。「僕も昔は追いかける方だったんです。5回も告白しましたし、断られて家に帰ってズーンとなることもありました。そういった経験を踏まえて、やっぱり、追いかけられる方が楽というか」と、若干消極的な理由を笑顔で明かした。
齋藤も「追いかけられる方です」と考えた末に回答。「正確に言えば、どっちも嫌。追いかけるのも合わないし、追いかけられると、申し訳ないと思っちゃうんです」と、さらにネガティブな本音を漏らしていた。
他の登壇者は、追いかける方を選択。松本は「追いかけられると、冷めちゃう」。國島は「絶対に幸せにする自信があるので、追いかけます」と力説。中田が「それ、新宿の飲み屋でいつも言ってますよ」と突っ込むと、会場から大きな笑いが起こっていた。
山田は「この作品に関わった人たちが報われてほしいと思います。今日まで、ネタバレができないまま『見てください』『見てください』と言い続けて、プロモーションをしてきたのですが、とても辛かった。でも、今日からは観客のみなさんが応援隊長です。ぜひ、みなさんにこの作品の魅力を伝えてほしいと思います」と、初日を迎えて、主演としてのプレッシャーからいくぶん解放されたのか、笑顔を浮かべながら訴えかけていた。
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