11月6日に迫った米中間選挙投票日を前に、セレブとトランプ大統領、また投票を呼びかける運動も活発化している。
ファレル・ウィリアムスが10月29日(現地時間)、ドナルド・トランプ米大統領に対して自身の代表曲「ハッピー」の使用を禁止する通告書を送った。
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トランプ大統領は27日(現地時間)にペンシルべニア州ピッツバーグのシナゴーグ(ユダヤ教礼拝所)で発生した銃乱射事件の数時間後、インディアナ州で開かれた共和党の集会で「ハッピー」を使用した。ファレルの弁護士、ハワード・キング氏は「11人の命が狂信的な“国家主義者”によって殺戮された日に、あなたはインディアナ州での政治集会に集まった人々に向けて『ハッピー』を流しました」「土曜日に私たちの国を襲った悲劇に“ハッピー”な点など何ひとつありません。そして、こんな目的のためにこの曲を使用する許可もしていません」と通告書に綴った。
そして、ファレルが「ハッピー」の著作権保有者で使用独占権も所有していることを明記し、トランプ氏に今後もトランプ氏の政治活動中のいかなる場でも楽曲の使用を許可しないと宣言した。
トランプ大統領は2016年の米大統領選挙のキャンペーン期間中も、エアロスミスやクイーンなどミュージシャンから楽曲の無断使用について停止通告を受けていた。
動画でカールは以下のように語っている。
「カール・ライナーです。96歳半になります。人生で様々なものを見てきました。大恐慌を生き抜きました。第二次世界大戦に出征し、ファシズムを倒すために戦いました。テレビの発明を見て、そのテレビに出演もしました。まだ家族がテレビを持つずっと以前からです。
ですが、アメリカ人が連日嘘をつかれ続けるのを見たことはありませんでした。気候変動について、医療保険や社会保険について、ロシアが選挙妨害をしたことについて、既往症のある人々を守ること(トランプ政権が見直しを始めたオバマケアでは、既往症の有無にかかわらず健康保険には加入できた)についての嘘です。これまでの生涯で多くを見てきましたが、見るに堪えない1つのことは、アメリカが人種差別と恐怖の扇動と嘘によって破壊されることです。
幸いにもそれに対抗する手段が我々にはあります。
11月6日、私たちは公職者を投票で選ぶことができます。
それをやり終えたら、私の目標は2020年まで生きて、まっとうでモラルがあり、法を守る市民がワシントンに(大統領として)いて、我々がアメリカに住んでいることを再び誇りに思える(proud again)ようにしてくれるのを見ることです。
11月6日、投票すること! 投票するんです」
カールは『オーシャンズ11』シリーズに出演した俳優でもあり、今夏公開された『オーシャンズ8』にもカメオ出演している(※)。動画の再生回数は日本時間2日現在で200万回を超えている。ロブのツイートは5万8000件以上のリツイート、16万8000件を超える「いいね」が付けられている。カール自身のアカウントでも4万超のリツイート、10万超の「いいね」が寄せられている。アメリカの20世紀を目撃し、21世紀の今を生きる人物の言葉は胸に響く。
※カール・ライナー氏は撮影には参加したものの、完成作からは出演シーンがカットされています。
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