パク・ソジュン、真夏にダウンジャケット着用で汗だく?「暑さに耐えるのが大きな課題でした」過酷な撮影振り返る
イ・ビョンホン、パク・ソジュン、パク・ボヨンが豪華共演を果たした『コンクリート・ユートピア』。公開中の本作についてパク・ソジュンが語ったインタビューを紹介する。
パク・ボヨンと夫婦役「初共演にも関わらず息が合った」
舞台となるのは、大災害により一瞬にして廃墟と化した首都ソウル。唯一崩落しなかったマンションを舞台に、そこに集まった生存者たちの争いを描いた作品で、パク・ソジュンは、愛する妻を守り奮闘する公務員を演じている。一方、イ・ビョンホンは権力者として狂気を帯びていく男を怪演。パク・ボヨンはパク・ソジュンの妻を演じている。
・[動画]パク・ソジュン、まるで地獄のような光景に唖然『コンクリート・ユートピア』本編映像
SNSでは「今年ベスト級の大傑作!」「理性をなくした人間は恐ろしい」「イ・ビョンホンの怪演が凄い」「極限の環境にいる人間達がどうなるか、がよくわかる映画」「人間心理の深い部分をえぐっているようで、見応えあり」などのコメントが寄せられている。
日本でも『梨泰院クラス』などで大人気のパク・ソジュン。徐々に性格がゆがんでいく役を演じたことについて聞かれると、「(演じたキャラクターは)平凡な人間のように見えますが、映画の後半部分で感情が露になって変わっていくときに、やりすぎに見えてもいけないし、物足りないのもいけないと考えました。映画全体を見た時に、ミンソンは極端な感情表現をしてはいけないと思ったので、その境界線を見つけることに一番心がけました。そのため、監督と話し合いながら感情の適切なラインを見つけようと努力し、監督のOKサインを信じて1シーン1シーン作っていきました」と答えた。
冒頭の冴えない様子から、次第に本性をあらわにしていく男を演じたイ・ビョンホンについては、「先輩と一緒に撮影をしながら、演技だけでなく現場でのエチケットを見て感じることがたくさんありました。印象的だったのは、撮影中にモニターを見ていた時に、初めて見る先輩の顔があったことです。これだけ長い間演技をしてきた方なのに、まだ新しい顔があるなんて、それなら僕もこれから俳優人生を送る中で新しいものを作り続けることができるなと思いました。横で見ているだけで、本当に良い影響をたくさん受けました」。
夫婦役を演じたパク・ボヨンについては「最初の撮影から雰囲気が良かったです」と明かし、「お互いに何気ない話をしながら親しくなれる時間を十分に取って撮影をしましたし、小道具の撮影をした時も、同年代の普通のカップルが訪れるホットな場所でデートをしているかのように撮影をしたので、気兼ねなく親しくなれたと思います。お互いの仕事を応援し共有しながら、平凡な日常を送る2人の時間そのものが心地よく感じられ、初めての共演作品にも関わらず息が合ったと思います」と続けた。
真冬が舞台だが、撮影時は真夏。「暑さに耐えるのが大きな課題でした。真冬の廃墟となった街という設定なので、温かいダウンジャケットを着なければならなかったのですが、本当に暑い夏でした」と振り返った。
映画については「それぞれのキャラクターに焦点を当てて見ると、より面白いと思います。この作品には様々な人間模様が描かれていて、どのキャラクターに焦点を当てるかによって映画を見る観点や解釈が変わる映画です。様々なテーマが盛り込まれているので、映画を観終わった後に『自分だったらどうしていたか?』と問いかけたり、色々な話をしたりすることが出来る映画だと思います」と語った。
ドラマではラブコメに多く出演し「ラブコメの神」と称される一方、マーベル・スタジオ作品『マーベルズ』でハリウッドデビューも果たしているが、作品選びについては「新しいジャンルや演じたことのない役により惹かれるような気がします。何かをやってみたいと決めているわけではないですが、自分が出来る新しい挑戦には常にオープンです」と教えてくれた。
『コンクリート・ユートピア』は公開中。
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