小芝風花「温かく皆さんに助けていただいた」と石川県への感謝も伝える
小芝風花が主演を務める『レディ加賀』の完成披露上映会付き舞台挨拶が開催され、小芝、共演の松田るか、青木瞭、中村静香、そして雑賀俊朗監督が出席。映画の舞台でロケ地でもある石川県への感謝を伝え、配給収入の5%を石川県へ義援金として寄付することを発表した。
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本作は、石川県の加賀温泉郷を舞台にした、涙と笑いの“おもてなし”エンターテインメント。歴史ある温泉街を盛り上げるためにタップダンスチームを結成した旅館の新米女将たちが、挫折やトラブルを乗り越え、仲間と奮闘しながら前進していく姿を描く。
加賀温泉にある老舗旅館「ひぐち」の一人娘で、タップダンサーを目指した過去を持つ樋口由香役の小芝は、最初に台本を読んだときの印象を「お着物を着ながらタップダンスをする和と洋の融合に惹かれて『タップダンスをやりたい!』と言いました」と語り、「色々な困難があっても乗り越える石川県人の強さも感じて、良い作品になればいいなと思って臨みました」と意気込みを口にした。
本作の見どころは、その迫力満点のタップダンスシーン。松田は「私は撮影が始まる5か月くらい前からみっちり練習。ダンスの経験はあったものの、タップダンスは勝手が違い過ぎた」と苦労した様子。
撮影の9ヵ月前から練習していたという小芝も、「音を早く鳴らすためには足に力を入れるのではなく、足先を脱力させてプランとさせなければいけない。それが難しかった」と回想し、「乗り越えないといけないものがあると団結できるんだと思った」と実感していた。
中村は「脚本を渡される前からタップダンスの練習に入ったので、劇中でどのくらいのレベルを求められるのかわからず怖かった。がむしゃらに練習したけれど、その感じが部活のよう。それでみんなとの絆が深まったところもある」と明かした。
女性陣のタップダンスの腕前に青木は、「僕は声を大にして言いたい! 皆さんのタップダンスはレベルが高い!」と太鼓判。本編上映前という事もあり「皆さんまだ映画を見る前だからハードルを上げないで…」と小芝が心配するも、青木は「ハードルを上げておいても『これだぞ!』と見てもらえる自信がある。練習量あってこその上手さだった」と絶賛していた。
一方、雑賀監督はそのタップダンスシーンについて、「劇中には6つもの色々なタップを揃えました。昔から和と洋の融合したタップダンスをやりたかった」と念願叶ったようだった。
撮影は2022年6月に石川県でオールロケ。小芝は「みんな同じ宿にいて、宿の露天風呂に行けば誰かいた。サウナで誰かが整っていて、女性陣はみんな裸の付き合いをしていました。まるで合宿みたいだった」とニッコリ。
このエピソードに青木が「男性キャストは人数が少ないので男湯に行っても誰もいなかった。皆さんの温泉での話を聞いて、わちゃわちゃ話すのも羨ましいなと思った」と感想を述べると、小芝は「エッチ!」と一喝。青木を「え!? 僕がそこに入るとでも思っているの!?」と混乱させていた。
そして、新年にちなんで、それぞれが2024年の抱負を発表。「和に触れたい」という小芝は「三味線を始めたい」。しかし、これに予想外の拍手をもらうと「そんなに拍手をいただいたら、絶対にやらなければいけなくなる!」と焦って笑いを誘っていた。
松田は「ホーミーを体得したい」と言い、中村も「アルトサックスを久々に吹きたい」と音楽繋がり。これに中村は「私は合奏が好きなので、小芝三味線、松田ホーミーでセッションをしたい。スピンオフ映画が作られたら、その際はエンディング曲を担当したい」と妄想。
すると青木は「僕はギターをやってみたい!」と楽器を挙げるが、「でも僕は手が大きいからコードを押さえると指が余ってしまって…。弾くコツがわからない」とセッション実現には程遠かった。
最後に雑賀監督は、「みんなが元気になるような映画を目指して作りました。石川県の皆さんへの恩返しと応援をしたいので、この映画の配給収入の5%を義援金として石川県に届けたいと思います」と報告。
主演の小芝も能登半島地震に触れて、「被災地にいらっしゃるみなさんの安全と一刻も早い復興復旧を心より願います。石川での撮影では沢山の方に協力していただいて、朝からの撮影でも温かく皆さんに助けていただいた。石川の素敵なところも沢山登場しますので、この作品を通して石川の魅力をお伝えできたらと思います。この映画が少しでも石川の皆さんの力になれたらと思います」と期待を込めていた。
『レディ加賀』は2月2日より石川県先行公開、2月9日より全国公開。
・『レディ加賀』完成披露上映会付き舞台挨拶の写真はこちらから!
・[動画]小芝風花、加賀友禅でタップダンス!新米女将が温泉郷を盛り上げる/映画『レディ加賀』予告編
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