綾野剛、齋藤潤から「好きなところ本当に沢山ある」とベタ褒めされ照れまくり!?『カラオケ行こ!』大ヒット御礼舞台挨拶に登壇
綾野剛、”おかん”演じたヒコロヒーとの初対面に感激
和山やまの人気マンガを映画化した『カラオケ行こ!』の大ヒット御礼舞台挨拶が開催された。当日は綾野剛、齋藤潤に加え、綾野演じる狂児の母親を演じたヒコロヒーが“紅”色の花束を持ってサプライズ登場した。
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1月26日が誕生日の綾野剛をお祝いするため、バラの花束を持って登場したヒコロヒー。「狂児、誕生日おめでとうー!」と言いながらサプライズで登場したヒコロヒーに、綾野は「これは本当に驚きですね!」と笑顔。ヒコロヒーが「大体こういうサプライズってすごい苦楽を共にした俳優仲間が出てきて、グッとくるっていうのを想像していたんですが、私たち今日初対面なんですよね(笑)」と明かすと、会場は笑いに包まれた。
綾野は「とても感謝ですよね。ケーキ、“紅”色ですよ、完全な! 本当に申し訳ないですね。嬉しいです」と喜びのあまり恐縮。“サプライズ”のため、身を潜めていたヒコロヒーは、「ずっと隠れてましたね。喫煙所だとバレる可能性あるんでって言われて、タバコ我慢させていただいています(笑)」と再び笑いをとる。
綾野は今年の抱負を聞かれると、「この作品で僕たちが見たことない景色を見せていただいていますが、さらに見せていただけるのではないかなというのがひとつの抱負としてありますね。可能性があるなら、聡実と狂児と、今度こそおかんと共演もしたいですね!」と大ヒットを受けて、続編の映画化にも期待を寄せる。
ヒコロヒーは「どこ行っても言われますもん。ヒコロヒー出てるって知らずに見た人に『めっちゃおもろい映画出てたね?』って言われます!」と映画のヒットを感じつつ、初対面となる齋藤に「なんやこの可愛らしい子は!」とボソリ。「母です、おかんです」とヒコロヒーを紹介する綾野に会場は大盛り上がりとなった。
ヒコロヒーは「撮影は1日で、撮影中に子役の子たちが空き時間に『分数のプリントわからへん』って言ってたので、『見してみ』って言ったんですけど、一個も分からなくて、ふたりで加藤雅也さんに分数教わるっていう時間でしたね」という話をしつつ、「意外と丁寧に監督とカメラマンさんがいろいろ指示してくださいましたね」と撮影を振り返る。
ここで映画を見た観客から公式SNSに届いた質問に答えるコーナーに。「お2人の関西弁、お見事でした。習得するにあたって、苦労されましたか?」という質問が紹介されると、関西弁ネイティブのヒコロヒーは「全員見事! 一切変なところがなかったです!」と絶賛。
そんな声を受けつつ、綾野は「大変以上に、大阪弁の豊潤さ、ニュアンスの多さに惹かれて行って。ここまで表現するためにはどうしたらいいかってのめり込んでいましたね」とまさかの告白。続けて「一番いけると思っていた、“おんねん”(いる、の意)が難しかったですね。普段喋っている人はわからないと思うんですけど…。途中から何が違うか、分からなくなる時間が2人にありましたね。聡実くんは北寄りの設定になっていて、僕もあるのかなって思っていたんですが、監督が『この辺』ってざっくりで、全部混ざってて欲しいって言う感じだったので、方言指導の方が東寄りの方と北寄りの方がいたので、ややブレンドしています」と細部に渡る役づくりを明かし、ヒコロヒーを感心させた。
また、「ただただ(方言の)指示に従っていて、アドリブ言えなくなるんですよね。アドリブ言うと、アドリブの部分だけNGですってなって(笑)。アドリブの確認しに行く、っていうこの作品ならではのことも楽しかったです」と、大変ながらも大阪弁を楽しんだ様子だった。
「お互いの好きなところを2つ教えてください」という質問に対しては、齋藤が「短く抑えられないです。好きなところ本当に沢山あるんですが、優しい、かっこいい、だったり、そこを枝分かれして、インタビューでの言葉選びが毎回感動するとか、こういうことなんです! 好きなところはたくさんあります」と熱弁。
照れまくる綾野は考え込みながら、「潤くんは、人との距離感の中に、必ず相手に対するリスペクトがあるんですよね。自分がその年くらいの時に、リスペクトのニュアンスが体感できていたかって言われるとできてなくて。リスペクトしているって言うことを、行動に起こせる人なんですよね。思うことと行動がどっちも伴っている。現場や舞台挨拶で彼の成長を一番近いところで見ていたつもりが、どんどん違った『リスペクト』を更新していく姿に感動します。これは個人的にヒコロヒーさんに感じることなのですが、全く動じない。動じなさ、一本スコーンって通っているのを番組とか拝見していく中で感じているので、自分のおかんをやっていただけると聞いた時にめちゃくちゃ嬉しかったので、今日こうやってお会いできてとても嬉しいです」と真摯に答える。
そんな綾野に、「本当に男前でねえ。なんでここだけ全然ウケへんの!(笑)映画出てながらも、ほんまいい映画を見たなって気持ちになりました。今日お会いしても、『あ、出てた人たち!』って気持ちでしたね。今日お会いしてもナイスガイ!」と返すヒコロヒー。
最後に綾野が「僕が先に話しますね」と齋藤より前に語り始め、「本当に一言だけ。映画『カラオケ行こ!』は間違いなく皆さんに育てていただきました。これからもよろしくお願いします」と挨拶。
そして齋藤が「この作品はそれぞれの家族の愛だったり悩みだったりに共感していただいて、届いているのじゃないかなと思っています。毎日見てくださってる方も、今日来てくださった方にも感謝申し上げます。何回見ても楽しめる映画だと思いますので、これからも劇場に足を運んでいただいたら嬉しいです」と締めくくり、イベントは幕を閉じた。
『カラオケ行こ!』は現在公開中。
・『カラオケ行こ!』大ヒット御礼舞台挨拶の写真はこちらから!
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