映画『春待つ僕ら』の公開記念舞台挨拶が12月15日に新宿ピカデリーで行われ、キャストの土屋太鳳、北村匠海、小関裕太、磯村勇斗、杉野遥亮、稲葉友と平川雄一郎監督が出席し、満員の客席から熱い声援で迎えられた。
本作は、青春映画の傑作『ROOKIES−卒業−』の平川監督と、日本中が泣いた『君の膵臓をたべたい』のプロデューサーが強力タッグを組み、バスケと友情と恋が描かれる青春映画。ひとりの女の子(土屋)と、彼女を囲む個性あふれるバスケ部男子たちの青春が描かれる。
最初に円陣を組んで掛け声をかけ、気合いを入れたキャスト陣は、クリスマスをイメージした衣装をまとって登壇。土屋はグリーンのミニスカワンピで登壇し、まわりから「クリスマスツリーだ!」「リースだ!」と突っ込みが入った。これに土屋は「今日はクリスマスツリーです。たくさんのみなさんの応援で『春待つ僕ら』が誕生日を迎えることが出来ました! ありがとうございます」と笑顔で客席に感謝を伝えた。
土屋は2015年朝ドラ『まれ』でブレイクし、その後は学園ものへの作品が続いているが、「集大成だと思っています。(本作が)卒業作品なのかなと思いながら撮影に臨みました」と振り返った。
土屋演じる美月の幼なじみ・神山亜哉役をつとめた小関は「初日に劇場に見に行きたかったのですが、時間的に無理だったので、明日にでも見に行こうと思っています」と話す。それを聞いて稲葉が「僕は昨日見ました。客席の反応が良かった」と嬉しそうに語った。
平川監督は「みんなホントに仲が良くて……」と前置きしつつ、「46歳ですが、みんなの熱気に負けないように頑張りました」とコメント。また、劇中で土屋が作文を読む場面では言葉を選ぶ時点から土屋も参加し、原稿用紙5枚にも及んだことを明かし、土屋の熱い思いを絶賛していた。
(text&photo:福住佐知子)
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