中川大志、男子のじゃれ合い姿に心が和む

#映画#元ネタ比較#ちょっと待て野球部!#虹色デイズ#覚悟はいいかそこの女子。

『覚悟はいいかそこの女子。』
(C)2018 映画「覚悟はいいかそこの女子。」製作委員会 (C)椎葉ナナ/集英社
『覚悟はいいかそこの女子。』
(C)2018 映画「覚悟はいいかそこの女子。」製作委員会 (C)椎葉ナナ/集英社

…前編「原作好きだけに映像世界に入り込めず…大ヒット作品への違和感を吐露」より続く

【元ネタ比較】2018年の総まとめ/中編
男の子たちのじゃれ合いがかわいい『覚悟はいいか〜』

2018年は元ネタの原作を持つ映画が今ひとつ不作だったように思う。

原作コミックもテレビアニメシリーズも好きな『虹色デイズ』も期待していたが、こちらも思っていたものとは違った。少女漫画にしては珍しく男の子4人組がメインキャラクターで、彼らのわちゃわちゃとじゃれ合う様子が楽しくて癒されるのだが、実写映画版では作り手が身構えてしまったのかラブストーリー要素が大きくやけにシリアスめいてしまっていた。もっと男の子たちの日常が見たかったのに残念。

作品規模的には大きくないが、人気コミックを実写映画化した『ちょっと待て野球部!』は男子高校生たちのじゃれ合いが描かれてほのぼのとかわいかった。 野球部の3人組がメインなのにスポ根には程遠く試合シーンすら出てこない、日常のユルい空気が原作に流れる空気と共通していて心地良かった。

『虹色デイズ』に出演している中川大志が主演した、人気少女漫画を実写化した『覚悟はいいかそこの女子。』も、男子高校生たちのじゃれ合いを描いている面では脱力した笑いがあって良かった。高校生にしては子どもっぽいイメージだったけど、男の子ってこの歳でもまだまだ子どもだなぁと温かい目で見ることができた(後編へ続く…)。

後編「2018年のマイ・ベスト! LGBT問題に真摯に向き合った心温まる感動作」