2019年はどんな作品が話題になりそうか。ヒットしそうな話題作をシーズンごとに見てみる。
まず1〜2月興行では『メリー・ポピンズ リターンズ』が一番手。ディズニーの名作続編という知名度の高さに加え、ミュージカル仕立ての内容は最近の音楽映画ブームの追い風に乗りそう。他に、東野圭吾原作のミステリー小説を木村拓哉主演で映画化した『マスカレード・ホテル』、ジェームズ・キャメロンが日本のマンガ原作「銃夢」をプロデュースするアクション大作『アリータ:バトル・エンジェル』などが控える。
・2019年は興収200億円級がそろい踏み! 歴代最高記録の更新も!?
春休みは、前作が興収53億円のシリーズ最高記録となった『映画ドラえもん』の新作『のび太の月面探査機』が本命と目される。他の話題作には、マーベル初の女性ヒーローが活躍する『キャプテン・マーベル』、ディズニーの人気キャラクターをティム・バートン監督が実写映画化した『ダンボ』、『トランスフォーマー』シリーズの人気キャラクターを主人公にした『バンブルビー』、ピーター・ジャクソン監督がプロデュースするアクション大作『移動都市/モータル・エンジン』、初のアニメ化『スパイダーマン:スパイダーバース』、人気アニメ初の劇場版『えいがのおそ松さん』などがある。
5〜6月興行では、ハリウッドでゴジラを映画化した2作目『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』、日本の人気ゲームをハリウッドが実写とCGを融合させて映画化した『名探偵ピカチュウ』、ディズニーの名作アニメを実写映画化した『アラジン』、人気ドラマの映画化『コンフィデンスマンJP』、岡田准一が伝説の殺し屋に扮した『ザ・ファブル』などが控える。
夏興行で本命と目されるのは、『君の名は。』の新海誠監督の新作『天気の子』。洋画では、『トイ・ストーリー4』やディズニーの名作アニメを実写映画化した『ライオン・キング』。、キャストを一新して再映画化した『メン・イン・ブラック :インターナショナル』、シリーズ2作目『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』、ドウェイン・ジョンソンとジェイソン・ステイサムを主役に据えた『ワイルド・スピード』のスピンオフ映画『ホブス&ショウ』、大ヒットアニメの続編『ペット2』などが控える。邦画では、戦艦大和の建造をめぐる様々な謀略を描いた同名マンガを、菅田将暉主演、山崎貴監督で実写映画化した『アルキメデスの大戦』、『劇場版 ONE PIECE STAMPEDE』、矢口史靖監督のミュージカルコメディ『ダンスウィズミー』、人気ドラマの映画化『劇場版 おっさんずラブ(仮)』、人気マンガの映画化続編『東京喰種 トーキョーグール2(仮)』などが公開される。
秋は、三谷幸喜監督の新作『記憶にございません!』、大ヒットホラー映画続編『IT/イット:チャプター2』、直木賞&本屋大賞を受賞した原作の映画化『蜜蜂と遠雷』、小栗旬が太宰治に扮した『人間失格』などがある。
冬は、洋画では『アナと雪の女王2』、『スター・ウォーズ エピソード9』、キャストを一新して再映画化した『チャーリーズ・エンジェル』『ターミネーター』、邦画では『男はつらいよ50 おかえり、寅さん(仮題)』、周防正行監督の新作『カツベン!』などがある。(文:相良智弘/フリーライター)
相良智弘(さがら・ともひろ)
日経BP社、カルチュア・コンビニエンス・クラブを経て、1997年の創刊時より「日経エンタテインメント!」の映画担当に。2010年からフリー。
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