(…前編「男役を申し出た二階堂ふみ、斎藤工の映画愛実現…原作あり映画はコレに注目!」より続く)
【元ネタ比較】
2019年元ネタ期待作 勝手にベスト10/後編
5位『名探偵ピカチュウ』5月公開
ポケモンがハリウッドで実写化されるのでは、という噂はかねてからあったが、ピカチュウはピカチュウでもそっち!?と驚かされた、ピカチュウと共に謎を解いていく3DSの同名ゲームの実写化。ただ、このピカチュウはみんなが知ってる愛らしいピカチュウとはまったく違う! ピカチュウというと「ピカチュウ!」をいろんなバリエーションで発するとにかくかわいいアニメ版のイメージ。でも、ゲーム「名探偵ピカチュウ」はしぶいおじさん声でニヒルなのだ! 実写版ではライアン・レイノルズが声を担当しているが、日本語吹き替えはさすがにおじさんではなく竹内涼真が担当。でも、ここは敢えて字幕版で見たい気がする。
4位『ダンボ』3月29日公開
『アラジン』6月7日公開
2018年にはプーさんも実写にしちゃった、ディズニーアニメの実写化シリーズ。ダンボを実写化しちゃって大丈夫なの?と思うけど、監督はあのティム・バートン。キモかわいいダンボにして、名作『シザーハンズ』のように異形の者の切なさもきっと描いてくれるはず。『アラジン』ではランプの精のジーニー役のウィル・スミスの見た目が早くも話題に。発表されたビジュアルではアニメ版の青い肌でなくそのままの肌の色に賛否両論だが、ウィル・スミス本人がSNSでジーニーはCGIになるとコメントしているので、どんな姿を見せてくれるか楽しみだ。
3位『ヲタクに恋は難しい』2019年公開
隠れ腐女子・成海とゲーマーのサラリーマン・宏嵩、幼なじみでヲタク同士の2人の不器用な恋を描いたラブコメディ。pixivから生まれ、書籍化されてアニメ化もされた大ヒットコミックが高畑充希と山崎賢人を主演に迎えて、実写映画化される。幼なじみでヲタク同士だから自分の趣味のことを隠さず話せて心広くて頼りになる、おまけに長身でイケメン!ヲタク女子の理想の相手である宏嵩を山崎賢人がどこまで再現してくれるか!? 意外とキュンキュンもする原作、監督は『銀魂』実写版や『今日から俺は!!』と好調な福田雄一監督だけど、笑いだけでなく恋愛要素の萌えをしっかり表現してくれるのか、お手並み拝見といきたい。
宇宙を舞台に賞金稼ぎを主人公にしたウェスタンな内容にキザなセリフ回しのハードボイルド調とオフビートな笑いを合わせたノリ、さらにジャズのテーマ曲を起用するという、それまでの既存のSFアニメのイメージを一新! 1998年に放送開始されたエポックメイキングな『カウボーイビバップ』は今も熱烈なファンがいる作品だ。以前はキアヌ・リーブス主演でハリウッドで実写映画化されるという話が浮上しては消滅を繰り返していたが、ついにNetflixで実写化され、全10エピソードで配信されることが決定した。アニメ版の監督・渡辺信一郎も参加するというから、オリジナルの世界観を壊さずに実写化してくれることに期待だ。
1位『キングダム』4月19日公開
スケールのデカさと過激な殺戮描写で、実写化は無理だよなぁと思っていた「キングダム」。2006年から「週刊ヤングジャンプ」で連載中の原泰久原作による、テレビアニメシリーズ化もされた人気コミックだ。中国の春秋戦国時代を舞台に戦災孤児だった信と、後に始皇帝とな嬴政の活躍を主軸に壮絶なアクション描写と緻密な戦略、そして人間ドラマを描いていく。しかし、無理だと思っていた実写化が連載10周年を記念して2016年には実写動画が公開され、これは映画化も可能では!?というファンの期待にも応えて今回実写映画化が実現した。中国でロケが行われたという映像は壮大な様子で期待大。気になるキャストは主人公の信は実写動画版に引き続き山崎賢人が続投し、嬴政(えいせい)役は吉沢亮。数あるキャラクターの中でも人気の騰(とう)役は要潤でハマってくれそうだ。蓑を着た少年のような河了貂(かりょうてん)を演じる橋本環奈もイメージに合っているが、有名俳優がキャスティングされると性別がはなからわかってしまうのは残念。伝説的な刺客一族である羌瘣(きょうかい)を誰が演じるのかまだ発表されてなくて気になるところだが、この役も性別がすぐにわかってしまうのはもったいない気がする。ちなみに実写動画ではアクションに長けた山本千尋が演じている。
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