斎藤工主演で、35年ぶりに再映画化されることが話題を呼んでいる『麻雀放浪記2020』の特報が、ついに解禁となった。
原作は、不朽の名作として、今なお読み継がれている阿佐田哲也の250万部を超えるベストセラー小説「麻雀放浪記」。この小説が今回、和田誠監督の映画化以来、35年ぶりにスクリーンに帰ってくる。
主演をつとめるのは、映画『麻雀放浪記』を生涯ベストの1つと公言しており、10年の歳月をかけて再映画化を熱望し、ついに念願がかなって実現した斎藤工。1945年から2020年へとタイムスリップしたギャンブラー”坊や哲“を演じ、メガホンを『孤狼の血』の白石和彌監督がとる。
原作は、1945年の戦後を舞台にしたアウトローたちの青春期であり、その時代の空気や風俗も余すところなく活写。しかし本作では、この原作を原案とし、そのスピリットを受け継ぎながらも、設定やキャラクターを大胆にアレンジ。主人公・坊や哲がいるのは、2020年の未来。人口は減少し、労働はAI(人口知能)に取って代わられ、街には失業者と老人があふれている。そしてそこは、東京オリンピックが中止となった未来だった……。
解禁となった特報は、戦後、果てしない焼け野原となってしまった東京を彷徨う“坊や哲”の後ろ姿から幕を開ける。その行く先に映し出されるのは、レンガ造りの建物。看板には「OXCL(オックス・クラブ)」の文字が。タバコの煙が立ち込める中、男たちが博打に命を賭けている様子が克明に描かれていく。
坊や哲はなぜ、2020年の未来へとやって来たのか? ここでは一体、何が起こっているのか? 『麻雀放浪記2020』は4月5日より全国公開となる。
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