(…前編「話題の“僧侶枠”って何だ!? 赤面必至の扇情的タイトルであおり…」より続く)
【元ネタ比較】『パパだって、したい』中編
“僧侶枠”とBLは相性抜群!
ちょっとエッチなショートアニメを扱う深夜放送の“僧侶枠”。2017年春クールの第1弾ではTLコミック原作の『僧侶と交わる色欲の夜に…』が放送された。
大人向けのエロ系アニメはOVAなど昔からあったが、テレビのモラルがうるさく言われるようになった昨今だからこそ、地上波で放送されていることに意味があると言えるだろう。その後も“僧侶枠”はエロに特化したアニメ枠として定着してきており、TLを中心にアニメシリーズ化されてきた。
そして、ここへきて“僧侶枠”でアニメシリーズ化されたのが、「満を持して!」と言いたくなるような待望のBLコミックだ! またまたタイトルがそのまんまな『パパだって、したい』という作品がアニメ化されて放送中だ。
BLは今や説明しなくてもおわかりだろうが、ボーイズラブの名のごとく男性同士の恋愛を描いたコミックやライトノベルのジャンル。BLはTLのようにエロを描いたものばかりでなく、まったく肉体関係はなかったり、ストーリー重視でベッドシーンは省略されていたりと作品によってさまざまだが、一般漫画では描かれないような恋愛が成就したその先のベッドシーンが描かれたり、ストーリーよりもエロシーンを重視した作品もある。
だからエロに特化した“僧侶枠”とBLは相性が良いはずだが、2017年に“僧侶枠”がスタートしてからこれまでBLは皆無で、ようやく今回初めてBLが登場して話題となっている。世尾せりな原作の「パパだって、したい」は“僧侶枠”に抜擢された期待を裏切らず、エッチなシーンが多め。でも、ストーリー性が薄いわけでもなく、2人がすれ違ったりしてキュンも萌えもある人気の作品だ(中編へ続く…)。
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