映画『あの日のオルガン』プレミア上映イベントが2月4日に丸の内ピカデリーで行われ、戸田恵梨香、大原櫻子、佐久間由衣、三浦透子、堀田真由、平松恵美子監督が出席した。
本作は実話をもとにした人間ドラマ。太平洋戦争末期の日本を舞台に、子どもたちの命を守るために日本で初めて保育園を疎開させた「疎開保育園」に挑んだ保母たちの奮闘を描く。
W主演で保母たちのリーダー・板倉楓を演じた戸田は「(板倉は)“怒りの乙女”と言われていますが、普段、自分がずっと心の中に怒りを持って何かに戦って挑んでいることがないので、お芝居をする時に怒りを表現するのは非常に難しい作業でした」とコメント。
もう1人の主人公・野々宮光枝を演じた大原は、保母という役どころに「年齢的にも顔つき的にも童顔と言われるので大丈夫かというのはありました」と振り返りつつ、「台本を読んでみたら子どもたちと同じような目線に立って楽しいことを一緒に探していく役でしたので、撮影中もカメラが回っていない時も常に子どもたちと遊んでいました。大変なこともたくさんありましたけど、とても楽しく演じられました」と振り返った。
また、今回は役作りのため保育所へ実習しに行ったそうで、戸田は「ペアになって私とさくちゃん(大原)のチームはひたすら鬼ごっこをしていましたね。公園にたどり着くまで走って、たどり着いてからも走って、終わってからも走って。とにかく子どもたちに見つからないように隠れようとした記憶があります。こんなに体力がいるのだと学びました」と述懐。
戸田は大原の口調に「言い方!」と照れくさそうにしながらも、「子役さんたちも関西の子たちが多かったので、それにつられて私も地元が兵庫県なもので『うるさいねん』って初めて怒りましたね」と説明。これに大原は「怒った姿を現場では、それ以外に見たことがなかったので、『はー』って思って。その時に楓さんだって思いました」と座長・戸田の凛とした姿に感心したと話していた。
『あの日のオルガン』は2月22日より全国公開となる。
(text&photo:中村好伸)
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