映画『溺れるナイフ』などの山戸結希監督が企画・プロデュース・共同監督をつとめたオムニバス映画『21世紀の女の子』の公開記念舞台挨拶が2月8日にテアトル新宿にて行われ、唐田えりか、松井玲奈、日南響子、山戸監督、坂本ユカリ監督、加藤綾佳監督が登壇した。
本作は、山戸監督を含めた80年代後半から90年代生まれの15人の女性監督が「自分自身のセクシャリティあるいはジェンダーが揺らいだ瞬間が映っていること」を共通のテーマとして、8分以内という条件のもと紡いだオムニバス映画。
2018年3月に開催されたオーディションには約2000人の応募が寄せられ、10人以上の監督が常に見守るなか、橋本愛、朝倉あき、石橋静河、伊藤沙莉、唐田えりか、北浦愛、木下あかり、倉島颯良、黒川芽以、瀧内公美、日南響子、堀春菜、松井玲奈、三浦透子、モトーラ世理奈、山田杏奈という気鋭の女優が主役に抜てきされた。
山戸監督は、オーディションにやってきた唐田を見たとき「こんな“ド天才”がいるんだと思った」と衝撃的な出会いだったことを明かすと「ほかの監督は(唐田の魅力に)気づかないで」と念じたという。そんな山戸監督の発言に唐田は「私も監督とご一緒したかったので、オーディションに受かったときは、嬉しかったし、運命的なものを感じていました」と述懐。
山戸監督は『離ればなれの花々へ』という作品で唐田を主演に迎えたが「これまで私が撮ったことがないような映画。演じるのが難しいヒロイン像だと思いましたが、とにかく唐田さんが可愛すぎて言葉を失いました」と絶賛すると、唐田は「完成した作品を見て、言葉にならない涙があふれてきました。もしかしたら私のように共感して涙を流してくださる方もいるかもしれません」と言葉に詰まりながも思いを吐露。
続けて唐田は「この映画のように人の心を動かすためには、1人ひとりが作品に愛情を持ち、思いを込めないといけないと思うんです。まだ私には経験がないですし、映画出演の本数も少ないですが、これから向き合う役、1つひとつに愛を込めて、みなさんの思いや人生を変えていけるような役者になれるように頑張ります」と力強く誓っていた。
照れ笑いを浮かべながら坂本監督の話を聞いていた松井は「台本をいただいたとき、1人の女性のいろいろな感情が描かれているなと感じて、とても撮影が楽しみでした。自分も中高生のときに感じていた思いをセリフにしてくれていて、演じていて自分も救われたような気持ちになれました」と作品に感情移入できたことを明かしていた。
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