安藤サクラと柄本佑が2月10日に文京シビックホールにて行われた第92回キネマ旬報ベスト・テン表彰式に出席。安藤は、柄本が主演男優賞を受賞したときの気持ちを聞かれ、感極まって号泣する場面も見られた。
・安藤サクラと柄本佑、キネマ旬報ベスト・テン表彰式その他の写真
『万引き家族』で主演女優賞を獲得した安藤は「緊張しすぎちゃってうまく話せない」と苦笑いを浮かべていたが「出産後初めての作品が『万引き家族』でしたが、現場にはなにも持たずに挑みました。私にとっても初めての経験でしたが、すごくおおらかな生き物でいられた気分でした」と撮影を振り返る。
続けて『きみの鳥はうたえる』『素敵なダイナマイトスキャンダル』『ポルトの恋人たち 時の記憶』で主演男優賞を受賞した柄本がスピーチ。柄本は「実感がない」と正直な胸の内を明かしつつも、映画関係者や周囲の人々が喜んでくれている姿を見て、受賞することの意味を感じることができたという。
また柄本は、昨年10月に亡くなった母・角替和枝さんに思いを馳せると「直接(この賞の)報告はできなかったけれど、上(天国)には報告しました。母の口癖は『なんでもない日、万歳』でしたが、今日ぐらいは『なんでもなくない日、万歳』と喜んでくれるかも」としみじみと語っていた。
さらにこの日は、安藤の父である奥田瑛二から「夫婦でダブル受賞おめでとう。素直にとても喜んでます。柄本佑さん、最初に受賞を聞いたときは、涙が出るくらい喜んで、我が妻と『やったね』と抱き合いました。そして旦那が賞をもらったことを何よりも喜んでいるのが安藤サクラだと思います。2人の日々の精進だと思っています」とお祝いのメッセージが届く。会場は感動に包まれたが、安藤は「ここまでくると恥ずかしくなってきました」と発言して会場を笑わせていた。
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