ずたずたに洋服を切り裂かれた娘に馬乗りになっていたのは…新婚家族を襲った実際の出来事をモチーフに描く『毒娘』
「惡の華」の押見修造が“ちーちゃん”のキャラデザインを担当
『ミスミソウ』(18年)『許された子どもたち』(20年)の内藤瑛亮監督によるホラー映画『毒娘』より、メインビジュアルと本予告を紹介する。
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本作は、2011年にインターネットの匿名掲示板で話題となった、ある新婚家族を襲った実際の出来事をモチーフとしたオリジナル脚本のホーム・パラサイト・ホラー。謎の少女“ちーちゃん”と家族の壮絶の争いを描く。現在、「ヤングマガジン」(講談社)で、本作の前日譚となる押見修造の「ちーちゃん」が連載されており、話題を集めている。
夫と娘の萌花と3人で中古の一軒家に越してきた萩乃。家庭に恵まれなかった彼女にとって、夢にまで見た幸せな家庭だった。しかし、ある日外出中の萩乃に、娘の萌花の悲痛な声で助けを求める電話がかかってくる。「ショートケーキとコーラ、買ってきて」。慌てて帰宅した萩乃が目にしたのは、荒れ果てた我が家と洋服をずたずたに切り裂かれた萌花、そして萌花に馬乗りになって大きな鋏を握りしめた見知らぬ少女の姿だった。
その少女の名前は“ちーちゃん”。かつてこの家に暮らしていたが、ある事件を起こして町を去ったはずだった。彼女の存在は、一見幸せに見えた萩乃たち家族が押し隠そうとしていた「毒」を暴き出し、悪夢のような日々の幕開けを告げる。
監督を務めたのは、『ミスミソウ』『許された子どもたち』の内藤瑛亮。「惡の華」「血の轍」で知られる漫画家・押見修造が、内藤監督が作り出す世界観に共鳴し、“ちーちゃん”のキャラクターデザインを担当した。
今回紹介するメインビジュアルは、“毒娘”と思われる少女を真正面から捉えた強烈なインパクトのデザインとなっている。目の周りは赤く塗られ、顔の中心には同じく赤で「X」がシンボリックに刻まれおり、毒々しい衣服を着用した少女がこちらを見据えている姿が捉えられている。
また、右半分だけが全て赤で塗りつぶされており、注意深く見てみると、左右で表情が異なり、どこか別人のようにも見える。この少女が“ちーちゃん”なのか? “毒娘”とは一体? 意味深なメインビジュアルから、悪夢のような物語が予感される。
本予告では、慎ましくも平穏で幸せに満ちた生活をスタートさせたばかりの母、父、娘の3人家族のもとに、突如として“ちーちゃん”が現れる。「ケーキくれたら帰ってあげる」。世の中の常識や世間のルールなんて眼中にない。純度100%の無邪気さが生み出す“ちーちゃん”の悪意がこの家庭にもたらす惨劇とは?
『毒娘』は4月5日より全国公開。
・[動画]謎の少女「ちーちゃん」と、ある家族の壮絶な争い!映画『毒娘』予告編
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