高齢者を追いやる風潮にゾッとする、倍賞千恵子主演、磯村勇斗共演の衝撃作がNetflix日本TOP10で第3位

#Netflix #Netflix TOP10 #PLAN 75 #ランキング #倍賞千恵子 #早川千絵 #河合優実 #磯村勇斗 2024.03.03

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命を年齢で線引きすることの是非を問う『PLAN 75』

【Netflix TOP10】Netflixがオリジナル作品やライセンス作品を対象に、視聴時間で人気作品をランキングする「NetflixのTOP10」。今回「ムビコレ」がピックアップするのは、日本（映画）で第3位にランクインした『PLAN 75』。満75歳から生死の選択ができる制度が施行された日本を舞台に、命を年齢で線引きすることの是非を問う衝撃のヒューマンドラマだ。

・賀来賢人が原案＆主演『忍びの家 House of Ninjas』がNetflix TOP10国内外でランクイン！

少子高齢化がさらに進み、75歳から生死を選択できる制度＜プラン75＞が国会で可決された日本。夫と死別し、一人で暮らす78歳の角谷ミチは、高齢を理由に仕事をクビになったことで貧窮し、＜プラン75＞の利用を思い立つ。一方、役所で＜プラン75＞の申請窓口を担当する岡部ヒロムや、制度利用のお年寄りが“その日”を迎えるまでサポートするコールセンターでオペレーターを務める成宮瑶子、そして＜プラン75＞の関連施設で働く介護スタッフのマリアは、制度そのものに強い違和感を覚えはじめる。

(C)2022『PLAN 75』製作委員会/Urban Factory/Fuse

倍賞千恵子、磯村勇斗、河合優実ら世代を超えた実力派が集結

頼る者もなく、社会的に孤立したことで死を選択せざる負えなくなるミチ。「未来のために」＆「尊厳死」と高尚なうたい文句を掲げながらも、対象となる高齢者たちを追いやっていくような世間の風潮にゾっとさせられる。

9年ぶりの主演作としてミチに扮したのは倍賞千恵子。制度に翻弄されながらも、しっかりと自分の気持ちを見つめ返そうとする芯の強い女性を体現している。また、身内が＜プラン75＞を利用したことで激しく動揺する市役所職員のヒロムに磯村勇斗、そしてミチの温かい人柄に触れて苦悩するコールセンターのオペレーターの瑶子を河合優実が演じるなど、世代を超えた実力派俳優が集結。その魂を揺さぶる名演を堪能してほしい。

世界が絶賛！カンヌ国際映画祭「ある視点」部門に正式出品

本作は、オムニバス映画『十年 Ten Years Japan』に収められた短編「PLAN 75」で監督・脚本を務めた早川千絵が、自ら長編化した意欲作だ。第75回カンヌ国際映画祭の「ある視点」部門に正式出品され、カメラドールの特別表彰を受けたほか、第46回日本アカデミー賞では最優秀脚本賞と最優秀主演女優賞（倍賞千恵子）にノミネートされた。

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そんな昨年度の賞レースでも話題となった『PLAN 75』が2月17日からNetflixで配信スタート。初登場で第3位のランクインとなった。（文：足立美由紀／ライター）

【Netflix日本Top10（映画）／2月19日～2月25日】
1位『OUT』
2位『コンフィデンスマンJP 英雄編』
3位『PLAN 75』
4位『プラダを着た悪魔』
5位『PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System エピソード1 Case.1 罪と罰』
6位『ジョン・ウィック：コンセクエンス』
7位『とらわれて夏』
8位『アインシュタインと原爆』
9位『劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス　』
10位『悪女』