『舟を編む』で第37回日本アカデミー賞最優秀作品賞と最優秀監督賞をW受賞した石井裕也監督が、演技経験ほぼゼロの新人2人を主演に起用し、そのまわりに岩田剛典、高畑充希、前田敦子、太賀、池松壮亮、戸田恵梨香、佐藤浩市、北村有起哉、松嶋菜々子といった豪華キャストを迎えたことも話題の『町田くんの世界』。この映画の主題歌が平井堅書き下ろしの「いてもたっても」に決定し、その楽曲入り予告編が解禁となった。
本作は、別冊マーガレットで2015年から2018年まで連載され、第20回手塚治虫文化賞・新生賞に輝いた安藤ゆきの同名コミックの映画化作品。運動も勉強も苦手で、見た目も普通な町田くん。しかし、彼には困った人のことは絶対に見過ごさず、接した人みんなの世界を変えてしまう不思議な力があった。
主演に抜てきされたのは、1000人超えのオーディションを勝ち抜いた細田佳央太(ほそだ・かなた)と関水渚(せきみず・なぎさ)。冒頭にも記した通り、演技経験ほぼゼロの2人が、最高最強のキャストとともに、全く新しい日本映画の扉を開く。石井監督だからこそ実現できた前代未聞の豪華俳優陣×超新人というキャスティングや驚天動地のラストなど、見どころも満載だ。
主題歌を手がける平井は「人はなぜ恋をするのか? 太古から我々が抱えてきたこのテーマを、こんなに瑞々しい視点で描けるなんて! 町田くんが見ている世界に音をつけれたら。そんなサントラ的感覚で書きました。純粋とエゴイズム。それでもぼくらは恋が好き」とコメント。石井監督は「この曲が映画の最後にバシッと流れることで、映画がさらに素敵なものになりました。極上の読後感を味わっていただけると確信しております。優しい歌声とメロディが頭から離れずに困っています。これこそが平井堅さんのマジックなんだと思います」と話している。
そんな町田くんがある日、「人が大嫌い」なクラスメイトの猪原さん(関水渚)に出会ったことで、生まれて初めての「わからない感情」と向き合うことになる。そして、まわりのすべての人を巻き込んで、予測のつかない物語が動き出す。
『町田くんの世界』は6月7日より全国公開となる。
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