名優ロバート・レッドフォードの最新作であり、俳優引退作となる映画『THE OLD MAN & THE GUN(原題)』の邦題が『さらば愛しきアウトロー』に決まり、全国公開されることが決定した。
ポール・ニューマンと出演した『明日に向って撃て!』(69年)は大ヒット。『スティング』(73年)ではアカデミー賞主演男優賞にノミネートされ、その後も『コンドル』(75年)、『スニーカーズ』(92年)といった話題作に次々と出演する一方、1980年には『普通の人々』で監督デビューし、見事アカデミー賞監督賞を受賞した。
そんな華々しい60年にも及ぶ俳優人生の幕引きとしてレッドフォードが選んだ役は、実在した銀行強盗フォレスト・タッカー。物語の舞台は80年代アメリカ。紳士的な犯行スタイルで、銀行強盗と16回の脱獄を繰り返した伝説の男フォレスト・タッカーを追うジョン・ハント刑事は、一度も人を傷つけず2年間で93件もの銀行強盗を成功させたその仕事ぶりに魅了され、仕事に疲れるだけの毎日から逮捕へ向けて再び情熱を取り戻していく。フォレストが堅気でないと感じながらも、心奪われてしまった恋人もいた。そんな中、フォレストは仲間と共に金塊を狙った大仕事を計画するが。
レッドフォードがこの役を最後の役として選んだのは「銃は使うが誰も撃たないという掟を貫き、自分が1番楽しみながら、好きなことにすべてを捧げたタッカーの生き方」と自らの映画人生が重なったからだそう。引退の花道を共に飾るのは、ケイシー・アフレック、シシー・スペイセク、ダニー・グローヴァー、トム・ウェイツ。さらに、レッドフォードが若い才能を支援するために設立したサンダンス映画祭で頭角を現した新鋭のデヴィッド・ロウリー監督がメガホンをとる。
『さらば愛しきアウトロー』は7月12日より全国公開となる。
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