弱冠16歳の新人YOSHIが主演し、菅田将暉と太賀が共演していることも話題の『タロウのバカ』。『日日是好日』『セトウツミ』『さよなら渓谷』の大森立嗣監督がオリジナル脚本と監督をつとめるこの映画の初映像となる特報と、第2弾ティザービジュアルが解禁となった。
本作は1度も学校に行ったことがない少年タロウの物語。タロウには名前がなく、戸籍すらない。そんな“何者でもない”タロウには、エージ、スギオという高校生の仲間がいる。エージ、スギオはそれぞれやるせない悩みを抱えているが、なぜかタロウとつるんでいるときは心を解き放たれる。大きな川が流れ、頭上を高速道路が走り、空虚なほどだだっ広い町を、3人はあてどなく走り回り、その奔放な日々に自由を感じている。しかし、偶然にも一丁の拳銃を手に入れたことをきっかけに、彼らはそれまで目を背けていた過酷な現実に向き合うことになる。
主人公のタロウ役を演じるYOSHIは、香港人の父と日本人の母を持ち、インスタグラマーでモデルとしても活躍している16歳。13歳にしてOFF WHITEのデザイナー兼ルイ・ヴィトンのディレクター”VIRGIL ABLOH”に独自のファッションセンスを称賛され、それをきっかけに有名ブランドのモデルやショーへ多数出演。「Forbes」が開催した、次代を担う30歳未満のイノベーターを表彰する「30 UNDER 30 JAPAN」にて、「The Arts」部門でその1人に選出されている異端の存在だ。また、菅田将暉がエージ役、太賀がスギオ役を演じている。
解禁となった特報は、菅田演じるエージがYOSHI扮するタロウに拳銃を向け、「タロウのバカ」と言い放つシーンから幕開け。続いて「ぼく、学校に行ったことがないよ。生まれてから1回も」「エージとスギオは、ぼくのことをタロウって呼ぶよ。名前のないやつは『タロウ』だって」と話すタロウの言葉が流れていく。
また、同時解禁となった第2弾ティザービジュアルは、「すきってなに?」「しぬってなに?」というキャッチコピーとともに、特報のラストカットにもなっている3人が夜のプールに飛び込むシーンが映し出されている。
『タロウのバカ』は9月6日よりテアトル新宿ほかにて全国公開となる。
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