【BL映像化あれこれ 1】
「性の劇薬」の実写化にびっくり!
BLの映像化が珍しくなくなった昨今ではあるが、ここへ来てとんでもないものが映画化されると発表された! しかも、実写化で!!
その名も「性の劇薬」というまた攻めたタイトル!そのまま改題せずに実写映画化される予定だ。
エリートサラリーマン・桂木は人生に失敗し、自暴自棄になって自殺を試みる。しかし、「捨てようとするなら…その命、俺に寄こせ」と謎の男・余田に助けられ、命を預けることに。次に目覚めた瞬間から桂木に対する余田の徹底調教の日々が始まる‼
監禁・拘束・SM・調教という、めちゃくちゃ過激な内容。電子コミックでの連載時のタイトルは「性の劇薬〜淫らに開発される身体」というサブタイトル付きで、紙書籍はピアスシリーズから発売されている。“ピアスシリーズ”はキャッチコピーに“過激に際どいBLに果敢に挑戦!”と入っている、過激なエロをウリにしたBLコミックのレーベルだ。
しかも、先日、東京都の青少年健全育成審議会において不健全図書類の指定を受けることが決定した。赤裸々なラブシーンの描写が多いBLはこの指定を受けることがある。明文化はされてないがいわゆる18禁のようなもので、その指定を受けたのだ。だからと言ってもちろん発売禁止になることなどはないし、店頭で購入できなくなるということもない。言わば過激にエロい作品だ、と逆お墨付きをもらうようなものだ。
まさか、これほどまでに過激なBLコミックが実写映画化されることになるとは!これは予想外だった!
というのも、次にBL系で実写化されるなら、放送開始時から好評な『きのう何食べた?』のような、人気BL作家が一般誌で発表しているニアBLものかと予想していたのだ。
注目が高まってきているBL系だが、男性同士のラブシーンに抵抗がある視聴者もまだまだ少なからずいるだろう。そこへ来て一般誌で描いているものなら、ラブシーンは無かったり控えめなはずだから、制作側は実写化しやすいと目をつけるだろうと踏んでいたのだ(2へ続く…)。PICKUP
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