生ぬるい描き方では納得できない! 衝撃作実写化のR18指定報道に期待高まる

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「性の劇薬」
「性の劇薬」

…「2『おっさんずラブ』『きのう何食べた?』の次に来るのもソフトタッチだと予想していたら…」より続く

【BL映像化あれこれ 3】
実写化されること自体が衝撃的すぎる

タイトルも内容もとんでもなく過激なBLコミック、「性の劇薬」が実写映画化されることとなった!

原作の内容は電子ストアのサンプルを見てもらっただけでもわかるように白抜きだらけだ。白抜き、つまり局部描写に修正が入り、白く抜かれている状態のこと。それだけ局部が頻繁に登場するほど赤裸々に描写されているということだ。

これをきちんと実写化するとR18を免れない。際どいエロさだけでなく、性=生という感動も呼ぶテーマを伝えるには、生ぬるい描き方では成し得ないだろう。

それに原作はセクシャルな内容を描くだけでなく、傷ついた者たちが互いを支え合う存在となる心の機微も描かれ、ピュアなラブストーリーとも言える。

それも感じられるように描かなければ実写化の意味はない。そのためには傷を抱えた者たちが辛さを乗り越えることができるようになった極限の状態をぼやかすことなく描かないと見る方には伝わってこないだろう。

ぜひとも怯(ひる)まずにしっかりと描写してもらいたいものだが……と、気を揉んでいると朗報が舞い込んだ! 今回の実写映画化はR18指定で制作されていることが発表されたのだ! これはある種の覚悟をもってして、真っ向勝負で描いてくれることを期待していいだろう。

いったいどこまで、どうやって描くだろう? そして、それをいったい誰が演じるのだろうか? キャストはオーディションが開催された模様。願わくば、若手俳優が名を売るためのチャレンジ演技ではく、実力ある演技派俳優の体当たり演技で実写化して欲しい。どんな映像を見せてくれるのか、今から楽しみでならない。

実写映画化されるというだけで衝撃的なニュースとなった『性の劇薬』は2020年に公開が予定されている。(文:矢野絢子/ライター)

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