『キリクと魔女』『夜のとばりの物語』などで知られるフランスアニメーション界の巨匠ミッシェル・オスロ監督最新作『ディリリとパリの時間旅行』。この映画の日本語吹替版で、『君の名は。』の監督の娘である子役の新津ちせと、斎藤工が声優をつとめることがわかった。
本作は、新たな芸術や科学技術が花開き、美しい時代<ベル・エポック>と呼ばれた19世紀末から20世紀初頭の美しいパリの物語。ニューカレドニアからやってきた主人公ディリリが、パリで出会った最初の友人オレルとともに、キュリー夫人やパスツール、ピカソ、マティス、モネ、ロートレック、プルースト、サラ・ベルナールら、この時代を彩った多くの天才たちと出会い、不可解な誘拐事件の謎を解いていく。映画では夕暮れのヴァンドーム広場、着飾った人々が集うオペラ座、チェイルリー公園や凱旋門など、ミッシェル・オスロ監督自身が4年間撮りためた写真を元に背景を作成。息をのむほどに美しいパリが堪能できる。
新津は、映画『3月のライオン』(17年)で川本モモ役を演じて注目され、今年は主演映画『駅までの道をおしえて』の公開も控える人気子役。父が、記録的な大ヒット作となった『君の名は。』などで知られる新海誠監督、母が女優の三坂知絵子であることも話題となった。そんな新津が演じるのは、ニューカレドニアからやってくる少女ディリリ役。斎藤が、ディリリがパリで出会い一緒に謎を解いていく青年オレル役に扮する。アフレコはこれから収録予定という。
斎藤は「麗しきベル・エポックのパリを描いた、惚れ惚れするほど美しいオスロ監督の新作に詰め込まれた大きな議題は、現代に直結していて、オスロ作品の中でも過去最大の深さや力強さを感じました。そんな偉大な作品の”オレル”という重要な役回りを大切に向き合わせて頂きます。ベル・エポックがどういう意味合いの時代だったのか、優美な世界観の奥にある真実を是非見つめて頂きたいです」とのコメントを寄せている。
『ディリリとパリの時間旅行』は8月24日よりYEBISU GARDEN CINEMAほかにて全国順次公開となる。
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