浅川梨奈が主演をつとめる映画『黒い乙女Q』の公開記念舞台挨拶が6月1日にシネマート新宿で行われ、北香那、三津谷葉子、佐藤佐吉監督とともに登壇した。
本作は、『麻雀放浪記2020』の脚本をつとめた佐藤佐吉がメガホンをとるサスペンスホラー『黒い乙女』の一編。QとAの2部構成となっている。養護施設で育った孤児の少女・芽衣(浅川)が、裕福で優しい宇田家の夫婦に引き取られ生活する中で、周囲にひた隠しにしている家族のとある“秘密”を知ってしまったことにより、数奇な運命に巻き込まれてしまう姿を描く。
浅川は今回の主演について「企画を聞いたときにすごく面白そうな話だなと思いました。好きな世界観の脚本だったので、この脚本の中で生きることができるのは楽しみだなと思いましたし、率直に嬉しかったです。『黒い乙女Q』が伏線、『黒い乙女A』が回収と、謎と答えがセットになっていて、そういった2部作品の撮影は初めてで良い経験でした」と目を輝かせた。
さらに、撮影中に怖いと思った出来事を聞かれると、浅川は「撮影を一週間で撮り終えたこと。これが一番のホラーなんじゃないかと私は思いました。タイトなスケジュールで撮ったけれど、クオリティの高い作品に仕上がっていて、良い意味でホラーだと思います(笑)」とニッコリ。
一方の北は「撮影中にお手洗いに行くと、浅川さんがかまってちゃんで、私をビックリさせるためにドアの前でいつも待っているんです。トイレに入っていたら“コンコンコンコン”とノックされてまた来たなと思って無視したのですが、しばらくしてまた“コンコンコンコン”とノックされ、浅川さんへ向けて『おいおい』と言ったら返事がなかったんです。のちほど『なんで2回もノックするの?』と聞いたら、『1回はしたけど、メイクさんと話をしていたから2回はしてないよ』と言われて。浅川さんじゃなくて誰だったんだろうと思いました」とホラー映画の現場ならではの恐怖体験を語った。
『黒い乙女Q』は公開中、『黒い乙女A』は8月16日にシネマート新宿ほかにて全国公開となる。
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