映画『町田くんの世界』公開記念舞台挨拶が6月8日に丸の内ピカデリーで行われ、主演をつとめた細田佳央太、関水渚をはじめ岩田剛典、高畑充希、前田敦子、太賀、池松壮亮、松嶋菜々子、石井裕也監督が登壇した。
本作は、安藤ゆきの人気コミックを『舟を編む』などの石井裕也監督が実写映画化。運動音痴で勉強が苦手、見た目も目立たないが、困っている人を見過ごすことができない心優しき少年の町田くん(細田)が「人が嫌いだ」というクラスメイトの猪原さん(関水)をはじめ、出会う人たちの世界を変えていく物語。
この日は、全部で5回の舞台挨拶が行われるが、それぞれ俳優や監督、プロデューサーがMCを担当することに。第1回目のMCをつとめたのは太賀。ファンの前に登場すると流ちょうなトークで会場を盛り上げる。そうしたなか、客席後方からキャストが登場すると、場内からは大歓声が上がる。
初の映画出演で主役という大役を担った細田は「たくさんの方々に見ていただけることにワクワクしていますが、まだ実感が沸いていない状態です」と初々しい挨拶をすると、関水も緊張した面持ちのなか「私も細田くんと同じです。皆さんに見ていただけることにワクワクしています」と語った。
そんな2人の姿に、高畑は「いつも初日を迎えるときは、映画にしがみつきたくなるのですが、今回は思い切り飛んでいけーという気持ち。日本中に広がってほしい」とエールを送ると、前田も「主演2人の頑張りをそばで見ていて、早くお客さんに届いてほしい!」と映画の広がりに期待していた。
また本作は、物語の終盤、奇跡的な展開が待ち受ける。作品にちなみ“奇跡”についてのトークが展開。司会の太賀から「記事になるようなことをね」と振られた細田は「そういうのあまりわからくて……」と素直な反応を見せると、岩田は「同じグループの兄貴分であるAKIRAさんがご結婚されまして……お相手がまさかのリン・チーリンさん。奇跡ではないのですが、本当に嬉しくて自分のことのように喜んでいます」とコメント。
続けて高畑も「あっちゃん(前田)が出産した次の日に、赤ん坊に会いに行ったんです。私のなかではあっちゃんは19歳ぐらいで止まっていたので『あっちゃんのお腹のなかから人間が出てくるなんて奇跡だ』と思いました」とトークし“記事になる話”を提供。すると前田も「みっちゃん(高畑)が我が子に会いに来たとき、子どもの顔がパンパンだったのですが、そこから少したって目が大きくて、私からこんなかわいい子が生まれるなんて、奇跡だなと思いました」と発言し、客席を笑わせていた。
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