アルゼンチン犯罪史上最も有名な連続殺人犯の少年カルリートスの美しくも儚い青春を描き、2018年にアルゼンチンで大ヒットしたペドロ・アルモドバルプロデュースの『EL ANGEL(原題)』。先日、邦題『永遠に僕のもの』が発表されたばかりのこの映画の予告編が解禁となった。
1971年、ブエノスアイレスで殺人と強盗の罪で逮捕され、世界を騒然とさせた天使のような顔立ちの少年がいた。その美しいビジュアルから時に「ブラック・エンジェル」「死の天使」と称され、犯罪とは程遠いように思えるその美貌で衝撃を与えたこの少年をモデルにした作品が、本作だ。
第71回カンヌ国際映画祭・ある視点部門へ正式出品されたほか、第91回アカデミー賞外国語映画賞ではアルゼンチン代表作に選出され、海外のメディアからも「傑作!強い衝動に満ちた、真の犯罪ドラマ」(Screen international)、「アルモドバルの官能的なセンスに溢れていて最高」(NPR)などと高評価を得ている。
カルリートス役に扮したのは、これが映画デビュー作となる新星ロレンソ・フェロ。本作のプロモーションのため来日することも決定している。メガホンを、世界各国の映画祭で様々な賞を受賞してきたアルゼンチンのルイス・オルテガ監督がとる。
解禁となった予告編は、「1971年、重大事件で逮捕された犯人に世界は魅了され、発情した」というナレーションからスタート。彼の名はカルリートス。ブロンドの巻き毛に透き通る瞳、艶やかに濡れた瞳、磁器のように滑らかな白い肌と、神様が愛を込めてつくったとしか思えない美しすぎる17歳の少年だ。
映像では、「やり過ぎだ」「勝手なことするな」といさめられ、「あいつは危ない」「底がない」と言われながらも、それでも止めることができず暴走していくカルリートスの姿が描かれていく。どんなに暴走しようと、決して満たされない思い。ラストは1人静かに涙を流すカルリートスの姿が収められている。
『永遠に僕のもの』は8月16日より渋谷シネクイントほかにて全国順次公開となる。
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