俳優の菅田将暉が6月26日に東京国際フォーラムで行われた映画『アルキメデスの大戦』完成披露舞台挨拶に出席。共演者の舘ひろしや小林克也から絶賛され「すごいな俺……」とおどけるシーンが見られた。この日のイベントには菅田や舘、小林をはじめ、柄本佑、浜辺美波、笑福亭鶴瓶、橋爪功、田中泯、山崎貴監督も出席した。
本作は、「ドラゴン桜」や「インベスターZ」などの三田紀房原作の人気コミックを、映画『永遠の0』や『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズの山崎貴監督が実写映画化した壮大な歴史エンターテインメント。1930年代を舞台に、「戦艦大和建造」をめぐり、大日本帝国海軍で繰り広げられる攻防を描く。
孤高の天才数学者・櫂直(かい・ただし)を演じた菅田は「もともと(原作)マンガが好きで読んでいました。普段自分が出演している映画は、いろいろ考えながら見てしまうのですが、この作品はちゃんと楽しめました。面白かったです」と自信をのぞかせる。そんな菅田を、髪を坊主にして海軍少将・山本五十六役に挑んだ舘は「本当に素晴らしい。天才ですよ」と絶賛。
さらに舘は「この顔とスタイルで、あれだけ芝居がうまければ女にモテないわけがない。初めて男に嫉妬しました」と続ける。舘の発言に菅田は「舘さんにそう言われると嬉しいですね」と破顔すると、櫂とバディを組む陸軍少尉・田中正二郎役の柄本からも「僕はあまり共演者と仲良くならないのですが、すごく肌が合った」と称賛された。
自由奔放なトークを繰り広げるベテラン俳優たちを眺めていた山崎監督は「こんな和気あいあいとしたメンバーでしたが、緊張感あふれる芝居が繰り広げられています」と作品をアピールすると、菅田も「こんな素敵なメンバーで重厚な映画ができました」と客席に呼び掛けていた。
『アルキメデスの大戦』は7月26日より全国東宝系にて公開となる。
(text&photo:磯部正和)
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