やなせたかし生誕100周年記念作品となる映画『それいけ!アンパンマン きらめけ!アイスの国のバニラ姫』の公開記念舞台挨拶が6月29日に新宿バルト9で行われ、戸田恵子、中尾隆聖、榮倉奈々、ANZEN漫才(みやぞん、あらぽん)、ドリーミングが登壇した。
・やなせたかし生誕100周年記念!映画『アンパンマン』第31弾のタイトルと公開日決定
長年アンパンマンの声をつとめてきた戸田は「アンパンマンの生みの親、やなせたかし先生の生誕100周年の年に素晴らしい映画ができました」と挨拶。ばいきんまんの声を担当する中尾は「今年もみなさんと公開を迎えられて、とっても幸せです」と笑顔で話した。
バニラ姫役を演じた榮倉は「家で毎日見ていたアンパンマンに、ゲスト声優として出演することができてとても嬉しいです。ドリーミングさんの生歌や、戸田さんや中尾さんのアンパンマン、ばいきんまんが聞けて、そして来てくれた子どもたちの笑顔と笑い声でとても幸せです」と語る。
さらに榮倉は、上手にアイスを作れないバニラ姫がアンパンマンや仲間たちと出会って少しずつ成長していく本作になぞらえ、「自分を大きく成長させてくれた人」について聞かれると、「今回は、戸田さんや制作スタッフの方々にとても助けてもらいました。アフレコ収録時に緊張していたら、制作スタッフの方々が『アンパンマンのマーチ』を合唱してくれたんです。子どもたちが楽しんで見るから、作る方も楽しくやらないといけないんだよと聞いて、アンパンマンはもちろん、制作の方々もとても素敵だなと思いました」とコメント。戸田には「アフレコ収録の1日目が終わった時に『すみません、難しいです』ってメールを送らせていただいたんですけど、的確にアドバイスをいただいて助けていただきました。ありがとうございました」と感謝の言葉を述べた。
これに戸田は「アンパンマンを愛するがゆえに、一生懸命にやってくれて、その思いの丈が届いて私も嬉しくなりました。(榮倉さんが)子育て奮闘中ということもあって、『子どものようにやってみたらどう?』って伝えたんですけど、悩んでくれた結果、榮倉奈々のすべてが詰まったようなでき上がりになっています」と榮倉の声優ぶりに太鼓判を押した。
また、七夕直前ということもあり、この日は登壇者が「アイス型短冊」に書いた願いごとを披露する催しも。戸田と中尾はそれぞれ「アンパンマンの映画をたくさんの人に見てもらえますように」「子どもたちがいつも笑顔でいられますように」と発表。榮倉は「“映画館デビュー”を楽しんでもらえますように!」と本作を子どもたちの映画館デビューにぴったりの作品とオススメした。
ドリーミングは「やなせ先生とまた巡り会いたい」と答えると、毎年舞台挨拶に登壇していたやなせ先生とのエピソードを披露し、戸田も「きっと見てくれていると思います」とコメント。その戸田は、最後に「今回は “笑顔”がテーマです。やなせ先生が『笑顔が大事だ』『人生は喜ばせごっこだ』と仰っていました。31年間も続いているアンパンマンは大切なものが何かということを教えてくれるアニメだと思っています」と客席に語りかけていた。
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