世界中のファンタ系映画祭で絶賛された異色のゾンビ映画『ゾンビの中心で、愛をさけぶ』。「ゾンビ」と「夫婦愛」をミックスさせたこの作品が、いよいよ日本上陸するのにあわせ、予告編が解禁となった。
カレンとジョンの結婚生活は崩壊寸前。一緒にいても刺激もなく、生ける屍のような暮らしを続けていた。ある日、人々がゾンビ化する伝染病が発生し、瞬く間に拡散していく。2人は感染しないようマンションの部屋に閉じこもり、救助を待つことになるが、状況が悪化する中、ゾンビのみならず、2人の食料を狙った怪しい生存者たちもやって来て……。
ゾンビ映画という枠組みを利用しながらも、本作で描かれるのは「愛」。倦怠期夫婦に突如訪れた「世界の終わり」。そうした中、突如訪れたサバイバル生活が、2人の愛を再燃させていく。監督・脚本・音楽・製作総指揮をつとめたのは、注目のスウェーデン人若手監督の1人、アントニオ・トゥーブレン。前作『LFO(原題)』では、音波によって人をコントロールする孤独な老人の狂気を描き、ブリュッセル国際ファンタスティック映画祭「第七軌道コンペティション部門」にて優秀作品賞を受賞するなど、ファンタ系映画祭で高く評価されている。
解禁となった予告編は、ビル内に立てこもるゾンビを武装部隊が掃討するシーンから幕を開ける。次いで「離婚寸前のふたりに訪れた<世界の終わり>」というテロップが表示され、ゾンビが街中に蔓延しているニュースをテレビで見ている倦怠夫婦の姿が映し出される。2人はゾンビが押し入ってきたときに備えて、使えそうな武器を用意したり、戸締まりを強化するなど戦闘準備を整える。
『ゾンビの中心で、愛をさけぶ』は7月23日より新宿シネマカリテ【カリコレ2019】にて公開となる。
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