スカーレット・ヨハンソンが、映画で演じる役柄について「俳優として、どんな人間でも、木でも、動物でも演じることを許されていいはず。それが私の仕事だし、私の仕事に必要とされていることだから」と雑誌インタビューで語り、物議を醸している。
スカーレットは「As If」誌のインタビューで現代アートの画家、デイヴィッド・サーレと対談し、その中で上記の発言をした。スカーレットは『攻殻機動隊』をハリウッドで映画化した『ゴースト・イン・ザ・シェル』で、オリジナルでは日本名だったヒロインを演じて、アジア人キャラクターを白人が演じるいわゆる“ホワイトウォッシュ”と批判されたが、昨年は『Rub & Tug(原題)』でトランスジェンダーの男性役に起用されたところ、本物のトランスジェンダー俳優から雇用機会を奪ったとして批判され、役を降板した経緯がある。
スカーレットは、映画業界の多様性を支持しており、「現実には白人やシスジェンダー(出生時に診断された身体的性別と性自認が一致し、それに従っていきる人)の俳優たちが優遇され、すべての俳優は私のように恵まれる機会を与えられてきませんでした」「私は、これまでと同じくあらゆる産業における多様性を支持し続けます。あらゆる人々が含まれる映画の企画のために戦いを続けていきます」と語った。
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