劇場版『ONE PIECE STAMPEDE』の世界最速上映会が8月1日に大阪ステーションシティシネマで行われた。この上映会は、関係者ですら、まだ一部のスタッフ以外は見ることができていない中、一般の方に向けた本当にスペシャルなもの。上映前には舞台挨拶が行われ、USJでの「海賊オールスター万博」イベントを終えたばかりのスペシャルゲストたちが登壇した。

劇場版『ONE PIECE STAMPEDE』世界最速上映会舞台挨拶、その他の写真

登壇したのは、麦わらの一味から、モンキー・D・ルフィ役の田中真弓、ロロノア・ゾロ役の中井和哉、ナミ役の岡村明美、ウソップ役の山口勝平、サンジ役の平田広明、トニートニー・チョッパー役の大谷育江、ニコ・ロビン役の山口由里子、フランキー役の矢尾一樹、ブルック役のチョー。さらに劇場版のゲスト声優として、海賊万博の主催者ブエナ・フェスタ役のユースケ・サンタマリア、ビジョビジョの実の能力を持つ歌姫アン役の指原莉乃、海賊万博の目玉イベントの司会進行をつとめるドナルド・モデラート役の山里亮太(南海キャンディーズ)、そして大塚隆史監督が登壇。これには、待望の最新作を待ちわびた観客から熱い歓声が上がり、ボルテージは急上昇!

田中は「“海賊王”に! おれはなるっ!!」と挨拶。次いで「2度と敗けねェから!!」(中井)、「相手が風と海なら航海してみせる! この船の”航海士”は誰!?」(岡村)、「おれは“狙撃手”援護が花道!!」(山口勝平)、「悪の軍団ジェルマ66のNo.3! ”ステルス・ブラック”! またの名をおそばマスク!!」(平田)、「おれの名前は『トニートニー・チョッパー』! 世界で一番偉大な医者がくれた名前だ!!」(大谷)、「私たちの船長には…命を賭ける価値がある!! “三輪咲き(トレスフルール)”」(山口由里子)、「おれのパンツ返せ!!」(矢尾)と、それぞれが決めゼリフで挨拶し、チョーは「ヨホホホホ! 熱狂スタンピード歌わせて頂きます! ねっきょぉぉぉ!! しようぜ! スタンピード!! ねっきょぉぉぉ!! しようね! 今日ぉ!!」と即興で作品名をもじった歌を披露した。

一方、ゲスト声優も「海賊万博だ!」(ユースケ)、「ビジョビジョ!ビジョン」(指原)と劇場版オリジナルキャラクターの決めゼリフを披露した。山里は「海賊万博!……ちょっと緊張のあまり、豪華声優陣の前で声優をやるってドキドキしちゃって」っと感激で言葉が詰まってしまった様子。大塚監督は「弱い奴はこの海では生きていけねェ…」と、本作の最強の敵バレットのセリフを披露した。

ユースケはオファーを聞いた時の気持ちを「ファンのままでいた方がいいんじゃないか。大好きなワンピースの世界に(自分が)入ってはいけないのではないか、作品をダメにしてしまうのではないかと最初悩みました。でも、(ワンピースの世界に入れるという)誘惑に勝てなかったです」とコメント。平田はゲスト声優について「お2人(ユースケ、山里)がすごいんですよ。今までたくさんのゲストの方に出て頂いてますが、(今回のゲストは)かなり喋っていて、すごい活躍ですよ。楽しみにしていてください」と絶賛した。

オールスター映画を魅せる上でこだわった点について、監督は「ワンピースってすごく人気でかっこいいキャラクターがたくさん出てくるんですが、それらがかっこよく描かれるようにするためには何をすべきか、ストーリーやアクションをどう見せるかというところをこだわりました。ワンピース好きな人に違うと思われないようにすごく気をつけつつも、20周年のお祭り映画なので、最大限(ワンピースの)魅力を出して行くことを大事にしてきました」と答えた。

また、山里は矢尾から「お前にかかってる!!」とアフレコ前に激励されたことを明かし、指原は監督から「とにかく声を大きくとアドバイスしていただきました。ワンピースはほかのアニメに比べて(通常の声より)さらに強い声を要求されると聞いてたので強く(声を出すように)頑張りました」。ユースケは「監督から(事前の打ち合せで)、とにかく声を大きく出してくれと言われていたので、ものすごいでかい声を出さなきゃいけないと思ってたんです。でも最初『ワーッ』と大声を出したら、抑えて抑えてと言われて… 最初(のシーン)はナレーションみたいに入るからトーン落とし目でと言われて(笑)。まあ最初やりすぎなぐらい大声が出せたのはよかったと思います」と振り返っていた。

『ONE PIECE STAMPEDE』は8月9日より全国公開となる。