吉岡里帆と高杉真宙
前列左から國村隼、吉岡里帆、高杉真宙、田口トモロヲ。後列左から松大航也、柳俊太郎、大倉孝二、浅香航大、森淳一監督

映画『見えない目撃者』の完成披露舞台挨拶が8月22日に丸の内TOEIで行われ、主演の吉岡里帆をはじめ、高杉真宙、國村隼、大倉孝二、浅香航大、柳俊太郎、松大航也、田口トモロヲ、森淳一監督が登壇。吉岡は、共演したワンちゃんのサプライズ登場に、満面の笑みを浮かべる場面も見られた。

『見えない目撃者』完成披露舞台挨拶、その他の写真

交通事故で視力を失うとともに最愛の弟を亡くし、さらには警察官の道までも絶たれた浜中なつめは、ある日、車の接触事故に遭遇する。その事故現場で車の中から聞こえた女性の声から、なつめは誘拐事件が起きていると考え、聴覚、触覚、嗅覚などで感じた手がかりを駆使し事件を追う。やがてそれは「女子高生連続殺人事件」に発展、猟奇殺人犯は真相に近づこうとするなつめの身にも迫っていく。

本作で、目の見えない元女性警察官の浜中なつめ役を演じた吉岡は、「今回、15禁(R-15指定)ということで、スリラーな部分は攻めに攻めていて、目を背けたくなるようなシーンもあると思いますが、そっと目を開いて見ていただきたいなと思います。ネタバレができないのが本当につらいんですけど、(登場人物の)亡くなり方も、こんなひどいことがあるのか思うくらいで、絶望を目の当たりにしてもらえるかなと思います。ぜひみなさん、怖いんですけど、そこを噛み締めて楽しんでいただけたらと思います」とコメント。

主人公なつめの目となって、事件に立ち向かうもう1人の目撃者・国崎春馬役を演じた高杉は、撮影で苦労したことを聞かれ「ずっと犯人を追いかけている役なので、朝と夜が逆転してたりはしました」と答えると、「あと、『パル』というワンちゃんが出演しているんですけど、そのワンちゃんと僕と吉岡さんの3人で物語がずっと続いていくのですが、パルがバディだと書かれていたり、高杉真宙がバディだと書かれていたりするので、僕がバディになれるように頑張りました」と話し笑いを誘った。

また、この日は劇中でなつめを献身的に支えた、その盲導犬パルもサプライズ登場! 「パル」と声をかける吉岡に気づいたパルは、しっぽを振りながら近づき大興奮! 同じく興奮し、久しぶりの再会に満面の笑顔を見せていた吉岡は「本当に、パルと会えると思っていなくて。撮影が終わってから(パルが)北海道に行ってしまったと聞いていて、もう会えないのかなと思っていたので、すごく嬉しかったです」と話していた。

『見えない目撃者』は9月20日より全国公開となる。

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