レオナルド・ディカプリオとクエンティン・タランティーノ監督が揃って来日し、8月26日に東京ミッドタウン日比谷で行われた映画『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』のジャパンプレミアに出席した。
・『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』ジャパンプレミア、その他の写真
本作は、ディカプリオとブラッド・ピットが初共演し、タランティーノ監督が4年ぶりにメガホンをとった作品。舞台は1969年のハリウッド。リック・ダルトン(ディカプリオ)は人気のピークを過ぎたテレビ俳優で、映画スターへの転身を目指し焦る日々が続いていた。そんなリックを支えるクリフ・ブース(ピット)はスタントマンで彼の親友。目まぐるしく変化するハリウッドで生き抜くことに精神をすり減らすリックとは対照的に、いつも自分らしさを失わないクリフ。パーフェクトな友情で結ばれた2人だったが、ある日、リックの隣にロマン・ポランスキー監督と女優シャロン・テート夫妻が引っ越してくる。
約550人の観客が集まり、熱気ムンムンの会場に、ディカプリオ、シャノン・マッキントッシュプロデューサーと一緒に登場したタランティーノ監督は「ドウモアリガトー!」と日本語でハイテンションに挨拶! ディカプリオも「アリガトウ」と日本語で挨拶すると、「東京に戻って来られて嬉しいです」と続けた。
また、古き良き時代のハリウッドが舞台の本作にちなみ、日本の映画のメッカである日比谷・有楽町でプレミアを迎える心境について聞かれたタランティーノ監督は「日本のビッグなプレミアに来てくれてありがとう! 日本に戻って来られてタラちゃんはとっても幸せです」と話すと、「聞いたかもしれないけど、妻が妊娠していて小さなタラちゃんが生まれようとしています」と笑顔で報告。すると、会場に集まったファンたちから「おめでとう!」の声が。これにはタランティーノ監督も嬉しそうな表情を浮かべると、「ありがとう。妻にも伝えるよ!」と答えていた。
また、『レヴェナント:蘇えりし者』に続きアカデミー賞主演男優賞も狙えるのではという質問に、ディカプリオは「この映画で一番良かったところは、タランティーノ監督と一緒に仕事ができ、(演じた)リックについての話し合いができたこと。リックはもろいところもある。この映画は、そんな彼の人生の2日間を描いています」と話すと、「ここから先はみなさんに託します。みなさんがこの作品を気に入ってくれることを願っています」とアピールした。
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』は8月30日より全国公開となる。
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