監禁、緊縛、SM、調教という挑発的で過激なエロ描写を交えたBLコミック「性の劇薬」。累計ダウンロード数100万DLを超えるこの人気作が、なんと実写映画化! しかも、R18+で!! 2020年の公開に向けて映画が完成し、公式サイトが開設され、予告編、そしてキャストが発表になった!
過激なエロ描写と共に、シリアスでドラマチックなストーリーが展開する本作。気鋭の城定秀夫が監督することはすでに発表されていたがキャストはベールに包まれており、どんな俳優が演じるのだろう?とBLファンの間ではかねてから話題となっていた。
メインキャラクターは、謎の男・余田龍二と、広告代理店に務める桂木誠。人生の歯車が狂ってしまった桂木は飛び降り自殺を図ろうとするが、余田に止められる。そして「その命、俺に寄こせ」と余田に告げられ、監禁された桂木の調教の日々が始まる……。桂木を意のままに開発していく余田を演じるのは若手注目株の北代高士。『永遠の0』『チア男子!!』と言った話題の映画やドラマに出演するほか、2.5次元俳優としても活躍し、ミュージカル「テニスの王子様」の橘桔平役などでも活躍している。S攻めな顔を持ちつつ、自身もトラウマを抱えた複雑な役どころをどのように演じるのか見ものだ。
また、“性”を感じることによって“生”を見出していく桂木に扮するのは新進俳優の渡邊将だ。原作コミックでは序盤から桂木は拘束具をつけられてあられもない姿をさらし、余田に無理やり開発される。渡邊はフジテレビのスペシャルドラマ『砂の器』や来年1月公開予定の『カイジ ファイナルゲーム』などに出演しているが、映画主演作は本作が初というフレッシュな逸材。
本作プロデューサーによると、「桂木役の渡邊さんは、香盤表(衣装や小道具を記した撮影スケジュール表)の衣装の欄が3日連続で“裸”“裸”“裸”と、裸としか書いていない日が続いてました」とのことだが、まさに体当たり演技が必要とされる難役だ。
渡邊のチャレンジングな熱演が成功の鍵を握っていると言っても過言ではない本作。公開された予告編ではその熱演を垣間見ることができ、これは期待できるのでは!!と熱く滾ってしまう。テーマに関わる重要な意味を持つエロシーンを中途半端にしないためにR18+で描く、と覚悟して作られたことに納得!来年の公開が今から待ち遠しくなる。ぜひチェックして期待を膨らませてほしい!
・映画『性の劇薬』公式サイト http://seino-gekiyaku.com
(文:矢野絢子/ライター)
『性の劇薬』は2020年早春公開予定。
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