オリジナル長編アニメーション映画『HELLO WORLD』の京都プレミアイベントが9月11日に東本願寺で行われ、北村匠海、松坂桃李、浜辺美波が登場。どしゃ降りの中、待ち続けた約1500人の観客に感謝の言葉を贈った。
本作は、『時をかける少女』『サマーウォーズ』など、細田守監督のもとで助監督をつとめ、『劇場版 ソードアート・オンライン ‐オーディナル・スケール‐』(17年)を興行収入25億円の大ヒットに導いた伊藤智彦監督の劇場版最新作。
この日は、2027年の京都を舞台にした本作にちなみ、京都・東本願寺で公道を封鎖し、レッドカーペットアライバル(全長110メートル)が行われた。午前中から雷を伴う雨が降り続き、イベント開始10分前まで実施が危ぶまれる中、待ち続けた約1500人の観客の前に和装姿の3人が登場すると、割れんばかりの歓声が上がる。
その後、東本願寺の御影堂門前で行われたトークセッションでは伊藤監督、京都府知事、京都市副市長、東本願寺の宗務総長も出席し、伏見稲荷大社など京都を代表する名所が美麗な映像で描かれた本作の魅力や京都にまつわるトークを展開。松坂から「みなさんの興奮が伝わっているのか、先程から匠海くんの汗が止まらなくて」と振られると、レッドカーペットからしきりに汗をぬぐっていた北村は「雨が降っているので涼しいはずなのですが、みなさんの熱気で汗が止まらん!」と応答。最後に北村は「ラスト1秒まで見逃せない、アニメ史に残る傑作ができ上がったと思います!」と力強いメッセージを発していた。
北村、松坂、浜辺、それぞれのコメントは以下の通り。
北村匠海
「お足元の悪い中、本当にみなさんよく待っていて下さいました! 待っていて下さったみなさんのおかげで今イベントができているので感謝の気持ちでいっぱいです。レッドカーペットイベント&境内での上映は東本願寺の歴史上で“初”ということで、京都でこんな大規模のイベントをやれたことがとても嬉しく、映画の門出としてふさわしい1日になったなと思います。(京都デートをするとしたら)修学旅行みたいなデートをしたいです。3日ぐらいかけて、旅館で朝ご飯を食べてお寺を巡って…八ッ橋食べたりしたいです(笑)」
松坂桃李
「この天気の中、来てくださって本当にありがとうございます! 風邪を引いたら元も子もないので、帰ったらすぐにシャワーを浴びてくださいね(笑)。作品の舞台となっている場所で、映画のイベントができるということ自体がすごいことなのに、歴史ある東本願寺でレッドカーペットを敷いて、さらには野外上映もやるという、それを上回るすごいことをやってのけたなと思いました。こうやってみなさんと触れ合うことができる機会は貴重なので、レッドカーペットを歩き始めた時から今までずっと興奮しています。(京都デートをするとしたら)せっかくですからお着物を着て、人力車タクシーに乗ってみたいです。普段できないことをやってみたいです」
「『東本願寺ってレッドカーペット敷いてもいいんだ』としみじみ感じて、そんな特別なことをやらせて頂いた上に、京都のみなさんも大勢いらして、すごく贅沢なイベントだなと思いました。映画に出てくるシーンの中で『鴨川デルタ』が印象的なのですが、京都の代表的なデートスポットで、みなさん等間隔で座ると聞いたので、ぜひ、その中に混ざりたいなと思いました」
『HELLO WORLD』は9月20日より全国東宝系にて公開となる。
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