舘「恭サマに会った途端に、“タカとユージ”の関係がすぐにできる」
映画『帰ってきた あぶない刑事』の公開を記念し、大阪にて『帰ってきた あぶない刑事』舞台挨拶付き先行上映会「タカ&ユージが返ってきた!」ファンミーティングin大阪が開催。主演の舘ひろし、柴田恭兵が登壇した。
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前作『さらば あぶない刑事』(16年)公開の際は、大阪・道頓掘にてプレミアイベントを行った2人。8年ぶりの大阪帰還となるイベントに、会場は「あぶ刑事」シリーズを愛してやまない観客たちで満員となり、熱気であふれていた。
大歓声の中、フォーマルウェアに身を包んで、お馴染みのサングラス姿で颯爽と現れた“ダンディー鷹山”と“セクシー大下”の最強バディ。客席後方からの思いがけぬサプライズ登場に、ファンは割れんばかりの拍手と「舘さん!」「恭サマ!」「タカ!」「ユ―ジ!」と声援を贈り、会場のボルテージは一気に最高潮に達した。そんな「あぶ刑事」を愛するファンたちに、タカとユージは笑顔を見せる。
鷹山敏樹役の舘は「舘でございます。」とダンディーな第一声。おかえり、という客席からの声に「ありがとう」と感謝の言葉で応え、「8年ぶりに帰ってきました。老体に鞭打って頑張りました。楽しんでいただけたら幸いです」と挨拶。続いて大下勇次役の柴田が、「皆さんも会いたかったと思いますが、僕たちも大阪のあぶ刑事ベイビーたちに会うのを楽しみにしていました」と呼びかけると大歓声が。「拍手で応えてください。映画、面白かったですか? 楽しかったですか? かっこ良かったですか?」と問いかけると、客席から拍手が鳴り響き、興奮が伝えられた。
8年ぶりの「あぶ刑事」カムバックに舘は「8年ぶりという感じがしなくて、3年くらい前に撮ったかな?という感じでしたけれども、このお話をいただいてまた恭サマと一緒にタカとユージができることが凄く嬉しかったです」と熱い思いをにじませた。そんな舘の言葉に柴田も、「舘さんが全員集合、と言ったらすぐ馳せ参じますし、トオル君(仲村トオル)とか温さん(浅野温子)とか改めて4人が揃うと最強だなという感じがしました」と熱のこもった声であぶ刑事への愛を語った。
本作の一番の見どころであるクライマックスのアクションシーンは、神戸の埠頭でロケが行われた。この神戸におけるアクションシーン撮影の感想を問われた柴田は、「全身、筋肉痛でした」との一言で会場を沸かせ、「70過ぎてから映画を撮りたいな、と思っておりまして、同世代の方に向けてタカとユージが頑張ってますよ、というメッセージをこめながら歳相応に一生懸命走りました」と振り返った。
定番のタカのハーレーシーンについて柴田から「今回の舘さんのショットガンのシーンは今までで一番だと思っています」と称賛の言葉が送られると、舘は「僕は恭サマと違って走ったりする必要はなく、乗っていればいいので割と楽でした」と返し、会場は笑いに包まれた。
“ファンミーティング”と銘った本イベント。今回に限り、特別にファンから直接2人に質問ができるティーチインタイムが用意されていた。人生のほとんどが『あぶない刑事』だと語る女性から涙をにじませながら投げかけられた「38年で変わったもの、変わらないものはありますか」という質問に、舘は変わらないこととして「撮影初日に恭サマに会った途端に、“タカとユージ”という関係がすぐにできる」と語り、「昔はあまり台本を読むことが好きではなかったが、最近はちゃんと読むようにしてます」と変わったことを明かすと、客席は温かい笑いに包まれた。
一方、柴田は「舘さんはずっと変わらずダンディーです。僕は段々セクシーというよりも…」と笑いをにじませ、「皆様のおかげだと思います。皆様の熱い思いで頑張りきることができました」と感謝の思いを伝えた。
最後に選ばれた8歳のお子様を連れた女性は、「中学生からファンで、再放送で娘もハマっている」と感極まり、隣に座るお子様からも「面白かったです」と2人に直接伝えられると、会場は温かな雰囲気に包まれた。「次回作も娘と見られたらいいなと思っています。次回、ありますでしょうか?」と問いかけられると、舘は「もう一度…体力がもてば。お嬢さんが素敵な女性になったらお会いしましょう」とタカを彷彿とさせるダンディーな一言。回作を期待するファンから拍手が沸き上がった。
ファンの皆様の声を聞き、舘は今回のイベントが非常に高倍率であったことに触れ、改めて感謝の気持ちを述べた。柴田からは「男性ファンの人も、大好きですよ」と愛の言葉が。客席からは再び大きな拍手が送られた。
長年「あぶ刑事」を熱く応援してきたファンにはたまらない、夢のような時間となったファンミーティング。楽しい時間はあっという間で、最後にファンに向けてメッセージを求められると、2人はずっと着用していたサングラスを外し、客席は再び沸き上がった。
舘は、「凄い高い倍率の中、お越しいただき本当にありがとうございます。面白かったですか?」と問いかけると、客席からは舘に思いを届けるべく盛大な拍手が。「ぜひ、ご友人・知り合いの方に、『帰ってきた あぶない刑事』面白かったよと宣伝していただければ幸いです」と呼びかけた。
続いて柴田は「70過ぎてから映画を撮ろうと約束した先輩たちの中に、この映画が完成する前に亡くなってしまった方が何人かおられます」と長年にわたり「あぶ刑事」シリーズを作り上げてきた同志であるスタッフの名前を挙げ、ラストシーンの際に彼らの名前を呼びながら撮影したことを明かした。「5回、10回と、わかるまで見てください」という言葉に、客席から「見る見る!」と声があがると、「素敵な映画ができたと思います」と揺るぎない自信をのぞかせた。
『帰ってきた あぶない刑事』は5月24日より全国公開。
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