映画『生理ちゃん』の完成披露舞台挨拶が10月6日にヒューマントラストシネマ渋谷で行われ、二階堂ふみ、伊藤沙莉、松風理咲、品田俊介監督が登壇した。
本作は、今まで取り上げられることの少なかった「生理」をポップに擬人化し話題を呼び、本年度の手治虫文化賞短編賞を受賞したコミック「生理ちゃん」が原作。編集者として働く貴子(二階堂)を中心に、生理に悩む女性たちの物語で、仕事と恋の間で迷う貴子、清掃の仕事をしながら人生の転機を迎えるりほ(伊藤)、恋を発展させたい受験生のひかる(松風)らの人生模様が、生理と向き合う姿を交えながらコミカルに描かれていく。
司会から、「人気コミックを実写化するに当たって、どんなことを心がけましたか?」と聞かれた二階堂は、「今回は、生理という女性の体の中で起きることをテーマにしているのですが、“男性対女性”ということではなく、一番大事なのは、自分とは違う人が抱えている悩みや苦しみを、自分のものさしで計るのではなく、なるべくその人に寄り添いながら理解してあげられたらいいのかなと感じながら参加させていただきました」とコメント。
また、「もしこの作品のように、自分の生理ちゃんがいつも自分の側にいたら?」という質問には、「今日は涼しかったのでお互い気持ちよく一緒に過ごせると思うのですが、昨日みたいに暑い日に近くにいられるとちょっと嫌かもしれないです」と答えた。
同じ質問に、伊藤は「自分と一心同体だから、自分が感じた感情をすべて担ってほしい。自分以上に怒ったりしてくれたら自分が楽かなと、常に感情をシェアしてくれたらいいなと思います」、松風は「今、寮に住んでいるのであんまり家で喋ることがなく、ひとり言が増えているので、生理ちゃんに話し相手になってほしいです。あと朝起こしてほしいです(笑)」と語った。
伊藤は「何とも言えない表情で訴えかけられてくるので、いつも見守られて、心の支えでした。公園のデートシーンでも、遠くで小さな指でジェスチャーしてくれて、元気や勇気やプラスイオンをたくさんもらい、癒されました」、松風は「私の生理ちゃんは小さかったのですが、二階堂さんの生理ちゃんは大きかったので、生理ちゃんにもたれて座っていらして、一心同体というか微笑ましかったです」と話していた。
『生理ちゃん』は11月8日よりヒューマントラストシネマ渋谷ほかにて全国順次公開となる。
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