『その瞬間、僕は泣きたくなった -CINEMA FIGHTERS project-』の完成披露舞台挨拶が、10月15日にTOHOシネマズ 日本橋にて行われ、小林直己(EXILE / 三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE)、今市隆二(三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE)、佐野玲於(GENERATIONS from EXILE TRIBE)、佐藤大樹(EXILE / FANTASTICS from EXILE TRIBE)、行定勲監督、洞内広樹監督、井上博貴監督が登壇した。
本作は詩と音楽と映像を1つに融合した、5つの短編からなるオムニバス映画で、シネマファイターズプロジェクトの第3弾。日本を代表する映画監督たちとEXILE TRIBEのメンバーがコラボレーションし、個性あふれる5本のショートフィルムを完成させた。作品を見終えたばかりの観客の前に監督と主演俳優の7名が登場すると、場内は大きな歓声に包まれた。
そのうちの1編『海風』の行定勲監督は、主演の小林直己について「小林くん、首が太いでしょ?この首の太さが活かされる役を模索していたら、最終的にヤクザになった」と笑いを誘い、脚本が当て書きだったことを告白。「(小林演じる主人公の)蓮が最後に灰を食べるでしょ?あれは小林くんのアイデアなんですよ。灰を食べたいです、と言われて台本にそのまま書き加えた。現場ではすごいムセてたけどね(笑)。素晴らしいシーンが撮れたし、本作のキーとなっている」と撮影時のエピソードを明かした。
『On The Way』主演の今市隆二は、本作で自身初の演技、そしてオール・メキシコ・ロケにも挑戦。(本日不在の)松永監督について「撮影前に食事をした時とは打って変わって、最初の撮影でいきなり20テイク撮った時は、(精神的に)かなりくらいました。でもアーティストとしての自分ではなく、人間・今市隆二を引き出してもらえたと思う」と苦労を振り返った。先日完成した作品を見たばかりの小林は、今市の初演技について「素晴らしかったです。もっと見たいです」と語り、それを受けて今市は「いつか長編映画にも挑戦したい」と意欲を見せ、会場のファンを沸かせた。
『魔女に焦がれて』主演の佐藤大樹は、今までとはまったく異なる、内気な主人公を演じるにあたり「周りの暗い、ナヨナヨした人を人間観察して」役に臨んだと話し、『GHOSTING』の佐野玲於は、作品の設定と同じように過去に戻れるとしても「過去には絶対に戻りたくない。良い時に戻れるのはいいけど……」と素直な感想を語った。
『その瞬間、僕は泣きたくなった -CINEMA FIGHTERS project-』は11月8日より全国公開される。
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