ウィル・スミス、600人に熱烈ファンサービス!『ジェミニマン』ジャパンプレミア
映画『ジェミニマン』のジャパンプレミアが、10月17日にTOHOシネマズ 六本木ヒルズにて開催され、主演のウィル・スミス、アン・リー監督、製作のジェリー・ブラッカイマーが登壇。ダブル・ウィル・スミスの対決を描く本作にちなんで、青とオレンジの2色に彩られた“VS(ヴァーサス)カーペット”が敷き詰められた会場では約600人もの熱狂的ファンが出迎え、悪天候をふき飛ばすような熱気に包まれた。
ウィル・スミスが満面の笑みで大きく手を振りながら登場すると、会場のボルテージはMAXに!ウィルは片手を挙げて会場をあおると、大量の投げキッスを送りファンも大興奮!「ウィルー!」と掛け声が止まないなか、ダブル主演で若い自分と対決した本作について「今回はものすごく面白い体験をしたよ。若い自分というのは100%CGなんだ。8ヵ月間は何も見られなかったけど、初めて若い自分を見た時は圧倒された。アン・リー監督は映画に革命を起こした!」と興奮気味にコメント。
若い時の自分を演じるに当たっては「“純粋無垢”を体現するのが1番難しかった。今の僕は色々経験も積んで知識もあるので、それが体に蓄積されて細胞や目に表れてしまうからね」と明かし、リー監督は「1人のウィルと仕事をするのはとても楽しいですが、これが2人となるとさらに大変。今回は最新技術を使って未踏の地を踏んだわけですが、若いジュニアを作るのに驚くほど労力がかかりました。監督として演出するうえで大変なこともあったのですが、それはウィルが演技ができないとか、若くないからではなく、芝居がうまくなってしまったからなんです。そこをそぎ取って、もう1回若さを出してもらうことが1つのチャレンジでした。瑞々しさと彼のチャーミングさを生かしつつ、ジュニアを作り上げたのはとても不思議でミステリアスな作業でもありました」と裏話を披露。たっぷりと答えてくれた監督に、スミスが「アンサー(コメント)はもっとコンパクトにお願い!」と軽快にツッコみ、会場も笑いに包まれた。
この日の会場には日本語吹替声優をつとめた菅野美穂、江原正士、山寺宏一の3人も登壇。江原は高揚した様子で「ウィルの役は何度も吹替えさせていただいてますが、今回は非常に渋いですよね。今までの中で一番の渋さです。吹替版チームがんばりました!」と自信をのぞかせ、山寺は「僕は今年、親友であるウィルと会うのは2回目なんです。すみません、勝手に言いました(笑)。そしてハリウッドを代表するジェリーさんとアン・リー監督とも同じ舞台に立っている。こんな体験ができたとは一生分の運を使い果たしたと思います」とすぐさま実現した再会に声を弾ませる。菅野も「3人とお会いできてすごく光栄です。ウィルがウィルと演技をしているのを見るというのは初めての体験で、こんなことができる時代になったんだなと感動しました。今までにない映画です。みなさん、楽しんでください!」と熱く語った。
『ジェミニマン』は10月25日より全国公開となる。
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