“自分の気持ちを言えない”人に「ちょっとした勇気を感じてもらえたら(小野賢章)」
『ペンギン・ハイウェイ』や『泣きたい私は猫をかぶる』で注目を集めるアニメーションスタジオ「スタジオコロリド」が贈る新作『好きでも嫌いなあまのじゃく』が公開。ムビコレでは、小野賢章と富田美憂のインタビューを掲載中だ。
・『好きでも嫌いなあまのじゃく』小野賢章&富田美憂インタビュー
・【動画】小野賢章の苦節バイト歴に富田美憂が感嘆/映画『好きでも嫌いなあまのじゃく』インタビュー
スタジオコロリド待望の最新作であり、長編第4弾となる『好きでも嫌いなあまのじゃく』は、“少年”と“鬼の少女”が紡ぐ青春ファンタジー。
小野が演じるのは、山形県に住む高校1年生の八ッ瀬柊。『泣きたい私は猫をかぶる』にも出演した小野は、台本を読んだ感想を「すごいあったかい気持ちになりましたし、勇気をもらえる作品だなと思いました」と語る。
富田が演じるのは、鬼の少女・ツムギ。人間の世界に母親を探しに来た中、出会った柊を旅の道連れに…。富田はツムギについて、「ツムギは鬼だし、とっつきにくい感じなのかなって思ってたんですけど、実際は他の人間の人たちとかけ離れてるということはなくて、はつらつとした、好き嫌いがはっきりしてる女の子です」と説明。
柊は“周りと上手に過ごしたい”“人に嫌われたくない”という想いから、気づけば“頼まれごとを断れない”性格の持ち主。一方、ツムギは天真爛漫、柊とは正反対で“周りの目を気にしない”性格で、柊はそんなツムギと出会ったことで少しずつ変わっていく。
キャラクターと似ている部分について、「学生の頃からお仕事をさせていただいてたので、物事を変に達観して見がちなところがあって、どちらかというとツムギよりも柊に近いように思います」と語る富田。
さらに「高校時代もみんなが部活やバイトをしてるときにお仕事をしてたから、バイトとかしてみたかったです」と振り返ると、小野は「バイトね、僕はたくさんしたよ。プールの監視員とか、スープカレー屋さんとか。あと、ビッグサイトとかでイベントの解体の日雇いバイトとかもした」と豊富なバイト経験を告白。
「そうなんですか!」と驚く富田に対し、小野は「芸能の仕事がほとんどない時期もあったんで、お金がなくて苦労してましたね。でも、20歳くらいのときに、バイトだけでも生活できてしまう状況に流されているような気がして、バイトをすっぱりとやめました」と語った。
最後に小野は、柊のように“自分の気持ちを言えない、自分の思ってることを行動に移せない”人に向け「今同じような悩みを持ってる方ってすごいたくさんいらっしゃると思うので、そういう方にちょっとした勇気を感じてもらえたらいいなと思います」とメッセージ。
富田は「若い世代の子たちにもわかりやすいと思うので年齢関係なく幅広い方に見てほしい作品だなって思います」と見どころを語ってくれた。小野賢章と富田美憂インタビュー全文はこちらから!
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