有村架純と菅田将暉がW主演し、坂元裕二のオリジナル脚本でおくる恋愛映画『花束みたいな恋をした』の製作が決定し、有村と菅田が坂元脚本に対する思い入れをそれぞれコメントした。
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本作はドラマ『東京ラブストーリー』『最高の離婚』『カルテット』など、各時代において連続ドラマの金字塔を数多く手掛けてきた脚本家・坂元裕二が書き下ろした恋愛映画。坂元が映画でラブストーリーの脚本を手掛けるのは『世界の中心で愛を叫ぶ』(04年)以来であり、オリジナル作品としては初めてとなる。主演は映画『ナラタージュ』(17年)や『フォルトゥナの瞳』(19年)など多くのヒット作で主演やヒロインを演じてきた有村架純と、『あゝ、荒野』(17年)や『アルキメデスの大戦』(19年)など個性的な話題作から大作まで幅広い作品で主演を果たしてきた菅田将暉がつとめる。
舞台は現代の東京。2人の男女が同じ駅で終電を逃したことから偶然に出会い、その夜から始まるラブストーリー。時代、時間、場所、すべての偶然が運命のようにシンクロしてゆくひとつの恋の5年間の行方と、子どもでも大人でもない時期を迷いながら歩んでいく若者のリアルな姿を描き出す。監督をつとめるのは、『罪の声』の2020年公開も控える土井裕泰。映画『ハナミズキ』(10年)、『映画 ビリギャル』(15年)などを手掛けてきた土井は、『カルテット』で坂元と組んで以来、映画では初のタッグとなる。
坂元は当初から有村と菅田を主役に想定して脚本を執筆。主演に起用されたことに、有村は「率直に言いますと、とても光栄です。坂元さんが描くあの空気や言葉たちをまた、自分の中に落とし込めると思うと。別次元で存在しているかのようなファンタジー性も感じながら、どう呼吸できるのかとにかくやり尽くすのみです」と意気込みをコメント。菅田も「数年前に坂元さんにラブストーリーをやりたいと唐突に思いをぶつけたことがありました。待って、待って、待ち焦がれた本。自分の大事にしてきたものや好きなものを共有できた時の心の喘ぎ。そこから始まる繊細すぎるというと肥大し過ぎですが、現代人のナイーブな部分がリアルに描かれていて、すごく好きな脚本です。<中略>今はただ楽しみです」と待ちに待った機会であることを語った。
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