大泉洋を主人公にあて書きした前代未聞の小説「騙し絵の牙」の映画化が決定した。主演の大泉と監督をつとめる吉田大八が、映画化の喜びと撮影前の意気込みをコメントした。
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「騙し絵の牙」は「罪の声」の著者・塩田武士が、大泉洋を主人公にあて書きして注目を集め、累計発行部数17万部を記録したベストセラー小説。大泉が本の表紙に起用されたことでも話題となり、2018年には本屋大賞にもランクインされている。原作者のあて書きがいよいよ実現し、大泉主演・吉田大八監督により映画化されることが決定した。
大泉は「私を主人公としてあて書きした塩田先生のベストセラー小説の映画化が決定し、いよいよ撮影に入ります!もちろん主演は私がつとめさせていただきます。とりあえず別の俳優さんに役を奪われなくて良かったと、ホッとしております(笑)」と映画化の喜びを語り、「吉田大八という素晴らしい監督と共に、原作とはまた違う、映画版としての魅力を持った『騙し絵の牙』を創り上げたいと思います。ご期待ください」と意気込みをコメント。
吉田監督は本作のテーマについて「誰しもいつかは負けるので、人間はいま負けているか、勝ちながら負けることを予感しているかに分かれます。それがわかっていても何故か戦ってしまう、どうしようもなく面倒で熱苦しい人間たちの映画を作りたいと思います。テーマはもちろん『負けて勝つ!』です」と語っている。
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